Rockwell Automationは、AMRの開発を加速するため、NVIDIAとの協業を強化する。これまでの協業の範囲をロボティクスにも拡大し、AMR開発に加え、オペレーターのパフォーマンスと作業効率の向上を支援する。
米国のRockwell Automation(ロックウェル・オートメーション)は2024年6月3日(現地時間)、AMR(自律走行搬送ロボット)の開発を加速するため、NVIDIAとの協業を強化すると発表した。製造業の物流分野向けに、高度かつインテリジェントなオートメーションシステムの導入を図る。
両社の協業の目的は、より安全でスマートな産業用AI(人工知能)自律移動ロボットの開発を加速することだ。両社は以前から、製造業におけるAIの規模と範囲を拡大するための協業を進めており、今後はその範囲をロボティクスにも拡大し、AMRの開発に加え、オペレーターのパフォーマンスと作業効率の向上を支援する。
産業用AIを得意とするRockwell Automationは、AMRと製造オートメーションアプリケーションを提供し、製造業の生産性向上を図る。また、ロボティクスプラットフォーム「NVIDIA Isaac」と統合して、AMRの新たな可能性を追求する。
さらに、同社のソフトウェア「Emulate 3D」と「NVIDIA Omniverse Cloud」APIとの統合を継続し、データ相互運用や写実的グラフィックスレンダリングなど、生産システムの工業規模のデジタルツインを設計、構築、運用するための機能を提供する。
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