医療技術ニュース:
B型肝炎ウイルスがサルに感染しない理由を解明
東京理科大学は、カニクイザルとヒトの胆汁酸輸送体(NTCP)の立体構造を解析し、B型肝炎ウイルス(HBV)の感染を左右するNCTPの構造的特徴を明らかにした。NTCP分子内の2つのアミノ酸が、HBV受容体として機能するかどうかを決定する。(2024/12/19)
カーボンファーミングの日本市場、2030年度に92億円規模に
大気中のCO2を土壌に固定することで、温室効果ガスの削減を図る「カーボンファーミング」。農業分野の脱炭素施策として注目を集めている。矢野経済研究所がこうしたカーボンファーミングに関する市場予測の調査結果を公表した。(2024/12/10)
医療技術ニュース:
蛍光寿命の変化を利用したバイオセンサーの開発プラットフォームを確立
理化学研究所は、さまざまな蛍光寿命バイオセンサーを生み出すためのプラットフォームを開発した。また、作製したバイオセンサーで、蛍光寿命の変化をもとに細胞内の濃度変化を観察することに成功した。(2024/12/4)
研究開発の最前線:
炭素原子のベルト状分子の水溶化に成功、哺乳類細胞内への導入挙動を発見
理化学研究所と名古屋大学は、炭素原子のベルト状芳香族分子であるナノベルトの水溶化に成功した。合成したナノベルトを用いてバイオイメージングを実施し、分子ナノカーボンの細胞導入挙動も明らかにした。(2024/11/7)
人工知能ニュース:
アステラスのAI創薬は人とロボットとの連携で花開く、7カ月で新薬を創出
アステラス製薬 専務担当役員 研究担当 CScOの志鷹義嗣氏は、2019年から進めてきたAI創薬の取り組みについての合同取材に応じた。AI創薬の大きな成果として、STING阻害剤として有効な「ASP5502」を創出するとともに、その最適化研究の期間を従来比で3分の1以下となる7カ月で完了することに成功したという。(2024/10/28)
明治HDの新CSO「サステナビリティは非競争領域」 発言に込められた意図は?
明治HDの新CSOは「サステナビリティは非競争領域」であり、自社の取り組みを深化・加速させたいと意気込む。この発言にはどのような意図が込められているのだろうか。(2024/10/8)
LIBリサイクルの水熱有機酸浸出プロセス開発の取り組み(6):
リチウムイオン電池リサイクル技術の現在地
本連載では東北大学大学院 工学研究科附属 超臨界溶媒工学研究センターに属する研究グループが開発を進める「リチウムイオン電池リサイクル技術の水熱有機酸浸出プロセス」を紹介する。最終回となる第6回ではこれまでのまとめとリチウムイオン電池に関する研究論文の特徴を取り上げる。(2024/9/26)
医療技術ニュース:
合成生物学的手法により家族性アルツハイマー病特有の老人斑を再現
理化学研究所らは、家族性アルツハイマー病で観察される老人斑を再現するアミロイド線維を化学的に作成し、解析した。同疾病の病態、進行を大きく変え、創薬開発にもつながる先駆的な研究成果だ。(2024/9/19)
長浜淳之介のトレンドアンテナ:
「冷やしシャンプー」はなぜ生まれた? 背景に「1000円カット」台頭と、厳しい暑さ 山形県外にも拡大しているワケ
山形県で誕生した「冷やしシャンプー」。現在は山形県以外にも拡大している。その背景とは?(2024/8/28)
素材/化学インタビュー:
バイオ医薬品の開発を加速するExD セル、見えなかった解離パターンを可視化
バイオ医薬品は副作用が少なく疾患領域が広いことで期待を集めている。このバイオ医薬品の研究開発に役立つ液体クロマトグラフ飛行時間型質量分析計用の小型装置を手掛けるアジレント・テクノロジーの芹野武氏に話を聞いた。(2024/8/26)
PR:【猛暑】寝不足でイライラ、寝室でのケンカは夏に多発?──睡眠学の先生に「夏の不眠対策」のコツを聞いた
「よく眠る」ためのエアコンの使い方や、おすすめの食べ物についても聞きました。(2024/8/15)
Innovative Tech:
焼くと肉の風味が薫るピンクなゼリー その正体は“培養肉” 韓国の研究者らが開発
韓国の延世大校と江原大校に所属する研究者らは、培養肉の風味向上に関する新たな研究報告を発表した。(2024/7/19)
材料技術:
バイオファウンドリ拠点でスケールアップ検討期間を従来の6分の1に短縮
新エネルギー・産業技術総合開発機構は、千葉県茂原市に設立した「関東圏バイオファウンドリ拠点」において、バイオ生産のスケールアップ検討期間を従来の約6分の1に短縮したと発表した。(2024/6/20)
【原材料クイズ】この原材料から作られるものは何でしょう
考えれば何か見えてくるかも……?(2024/5/9)
LIBリサイクルの水熱有機酸浸出プロセス開発の取り組み(3):
廃棄リチウムイオン電池から環境に優しくレアメタルを回収する水熱有機酸浸出
本連載では東北大学大学院 工学研究科附属 超臨界溶媒工学研究センターに属する研究グループが開発を進める「リチウムイオン電池リサイクル技術の水熱有機酸浸出プロセス」を紹介する。第3回では環境にやさしいクエン酸などを用いた水熱有機酸浸出の事例を取り上げる。(2024/4/25)
医療技術ニュース:
酸化ストレスが消化管がんの原因となる仕組みを解明
九州大学らは、酸化されたDNAが消化管がんの原因となることを明らかにした。この研究成果は、遺伝性大腸がん家系における発がんリスクコントロールに役立つ可能性がある。(2024/3/19)
医療技術ニュース:
D-アミノ酸が概日リズムを調整し、関連疾患の発症抑制に寄与
大阪大学は、D-アミノ酸の1種となるD-アラニンが、概日リズムを調整することを発見した。概日リズムの調整を通して、D-アラニンが体内の恒常性維持の一端を担っていることも明らかにした。(2024/2/19)
投資家ウケする人的資本開示:
東京海上、伊藤忠、日立、味の素──人的資本「すごい開示」に共通する2つの要点
人的資本開示に関する情報はあふれているが、その多くは、ルールや基本の「型」を示すにとどまっている。「とりあえず、型通りに開示しておこう」という姿勢では投資家からの期待は得られない。(2024/2/14)
Innovative Tech:
“地球最強”クマムシが極限状態でも生き抜くメカニズムが判明 深い眠り「乾眠」を引き起こす仕組みとは
米ノースカロライナ大学チャペルヒル校と米マーシャル大学に所属する研究者らは、クマムシが過酷な環境下でも生き抜くメカニズムを解明した研究報告を発表した。(2024/1/25)
材料技術:
日本触媒と理研がPESを用いた新規海洋生分解性プラスチックの開発に成功
日本触媒は、理化学研究所とともに新規海洋生分解性プラスチックの開発に成功したと発表した。(2024/1/19)
大ヒットしたスポドリ「DAKARA」はなぜ麦茶に? 社内の反対を押し切った起死回生の一手とは
サントリー食品インターナショナルが発売したのが「ライフパートナーDAKARA」。人気商品に成長したダカラだったが、その後低迷。起死回生の一手として、スポーツドリンクらしからぬ転身を図った。(2023/12/30)
髪の毛がドライヤーやアイロンで焦げた あの「独特の臭い」って何の臭い?
髪の毛の8〜9割はタンパク質でできています。(2023/12/24)
人間の体で「水分」の次に多い「タンパク質」 摂取に最適な食べ物は……
「5大栄養素」の1つに「タンパク質」があります。(2023/12/16)
医療技術ニュース:
新型コロナからアルツハイマー病の神経細胞死を抑制するペプチドを開発
東京都立大学は、新型コロナウイルスのタンパク質Orf9bが、アルツハイマー病関連キナーゼMARK4の活性を非競合的に阻害することを発見した。また、Orf9bの配列から、細胞透過性MAPK4阻害ペプチドを開発した。(2023/12/5)
大の酒好き・いとうあさこ、無症状の“重大疾患”4つを告白 現状は問題ないものの「一生なくならないんだって」
お酒はほどほどに……。(2023/11/15)
創業150年超の老舗が“かまぼこのサブスク”を始める理由とは 江戸時代から続くメーカー「鈴廣かまぼこ」の狙い
高齢者からアスリートまで、幅広い需要を見込んでいます。(2023/10/24)
第三世代バイオセンサーに応用:
フルクトース脱水素酵素の構造と反応機構を解明
京都大学と大阪大学の研究グループは、酢酸菌由来のフルクトース脱水素酵素(FDH)に関する構造解析に成功し、酵素の反応機構を解明した。生体物質の検出に適した第三世代バイオセンサーへの応用が期待される。(2023/10/23)
日本酒「獺祭」がオイルインローションになった 酒粕エキスの保湿成分でうるおいのある肌に
16種類の天然アミノ酸が含まれる獺祭の「酒粕エキス」に着目した商品。(2023/10/20)
小川製作所のスキマ時間にながめる経済データ(15):
国内産業の中でも製造業は特殊な変化を遂げていた! 実質/名目GDPの推移を追う
ビジネスを進める上で、日本経済の立ち位置を知ることはとても大切です。本連載では「スキマ時間に読める経済データ」をテーマに、役立つ情報を皆さんと共有していきます。(2023/10/17)
マテリアルズインフォマティクス:
データ駆動による完全循環型バイオアダプティブ材料の開発を推進
日立製作所は、再資源化可能な完全循環型バイオアダプティブ材料の開発に向けて、東京大学と協創すると発表した。東京大学の実験データやノウハウを、同社のMI向けAI技術により分析することで、データ駆動による開発を推進する。(2023/9/26)
ライフガードのお酒「ライフガードハイボール」誕生 ウイスキー香る大人の超生命体ハイボール
超生命体飲料としてのビタミンやアミノ酸はそのまま。(2023/9/20)
グリコ「GABA」、袋から売り文句の「ストレスを低減」が切り離せるのはなぜ? 話題の仕掛けの意図を聞いてみた
職場で見られて気まずくならないように? と話題を呼んでいました。(2023/9/10)
「日清ゲーミングカップヌードル」登場 黒背景に7色デザインのカップが怪しすぎる一杯
中身は光りません。(2023/9/7)
医療技術ニュース:
脂肪燃焼を助けるG12シグナル誘導人工受容体を開発
東北大学は、シグナル伝達経路G12を操作できる人工受容体を開発した。この人工受容体を発現させたマウスの解析から、G12シグナルが脂肪を燃やす働きを助けることが明らかとなった。(2023/9/6)
PR:【猛暑! アイス豆知識】あの国民的アイスの「青」は自然由来の色だった さて、何から抽出した色でしょう?
明日誰かに話したくなる。(提供:DIC株式会社)(2023/8/10)
黒字化請負人に聞く:
10年の海外赴任で業績をV字回復 味の素CEOが人材投資に力を注ぐ理由
味の素、藤江太郎CEOの豊富な海外経験から人材投資の重要性、持ち株を支給した狙いに迫る。(2023/7/4)
過去最高の売上高:
味の素CEOが語る「ピラミッド型のイエッサー文化」から脱却する組織論
人的資本経営に、企業はどう対応をすればいいのか。味の素CEOに人材や技術、顧客などの無形資産が経営にとって重要な役割を果たす理由を聞いた。(2023/7/3)
IT企業デスクツアー:
モニター・PCぎっしり 24億円調達のSaaSベンダーで働くみんなのデスク環境
IT企業で働く人のデスク環境を写真や本人のコメント付きで紹介。社員がどんな環境で働いているかチェックする。今回は、6月までに累計24億円の資金を調達したSaaSベンダー・テックタッチで働く人のデスク周りを探る。(2023/6/14)
かまぼこ屋からクラフトビール「海の恵み」誕生 魚由来のアミノ酸で醸造し、華やかな香りを実現
かまぼこと合うんだろうな……。(2023/5/16)
医療技術ニュース:
アルツハイマー病の神経障害を抑制するペプチドを発見
北海道大学は、脳内で分泌されるペプチドp3-Alcβが神経細胞のミトコンドリアを活性化し、アルツハイマー病の原因因子アミロイドβによる神経障害を保護、回復することを発見した。安価で有効なアルツハイマー治療薬の開発が期待される。(2023/5/15)
社会課題解決が儲けを生み出す:
味の素CEO、藤江太郎氏と語る「人的資本」 同社飛躍のエンジンとは?【CxO Insights for Seminar開催】
従業員をコストではなく資本と捉えて生かす「人的資本」は、特別新鮮な考え方ではないともいえる。しかしそれだけに、何をどうすればよいのか――判断に迷う企業も少なくない。その解決のヒントになるのが、23年5月22日(月)に開催するITmedia ビジネスオンライン主催オンラインセミナー「CxO Insights for Seminar」だ。基調講演には、味の素CEOである藤江太郎氏の公開インタビューを予定する。その中身とは?(2023/5/12)
福田昭のデバイス通信(400) 2022年度版実装技術ロードマップ(24):
複数のガス分子を選択的に検出する「におい」センサー
前回に続き、「におい」を定量的に評価する手法を取り上げる。今回は「成分濃度表示法(機器分析法)」を紹介する。(2023/5/9)
「公式ライバルに」:
ハッピーターン、第2の「魔法の粉」開発 発売47年のタイミングで世に出した、深い理由とは?
ハッピーターンの1976年の発売から47年となる今年、亀田製菓は第2の「魔法の粉」を開発した。その名も「ハッピースパイス」。50回以上の試作を経て完成させた。(2023/4/22)
炎症毒性の軽減も可能に:
カーボンナノチューブの毒性の原因を解明
立命館大学は、名古屋大学、東北大学と共同で、カーボンナノチューブ(CNT)を認識するヒト免疫受容体を発見した。これにより、CNTによる健康被害の予防法や治療法の開発が進む可能性がある。(2023/4/20)
糖質・カロリーゼロの「アクエリアス」が登場 “スポーツドリンクとしての機能”はそのままに
糖の代わりにアミノ酸を使用し、水分やミネラルを効果的に体内へ浸透させる。(2023/4/5)
糖質・カロリーゼロ:
「甘すぎる」「カロリーが高い」を解決 「アクエリアス NEWATER」発売
水分補給飲料「アクエリアス NEWATER」を発売する。独自技術の開発で「甘すぎる」「カロリーが高い」という悩みを解決。(2023/4/4)
医療機器ニュース:
水素酸化細菌の量産化技術開発に関する共同研究を開始
富士フイルムとCO2資源化研究所は、水素酸化細菌の量産化技術開発に関する共同研究契約を締結した。両社の技術を組み合わせて、医薬品成分などに用いられるアラニンを産生するUCDI水素菌の量産化技術を確立する。(2023/1/23)
ゴディバの「ジョジョチョコ」栄養成分表まで味わい深いと話題 承太郎が「熱量64キロカロリーでタンパク質0.7グラム」
娘の徐倫チョコも64キロカロリーなあたりに親子の絆?(2022/11/3)
田んぼに現れたモンスター!? 稲を自然乾燥させる「稲架掛け」の様子がおもしろい
動き出しそう。(2022/10/16)
がんの検出を目指す:
グラフェンバイオセンサーを活用した「電子鼻」を開発へ
グラフェンセンサーは、グラフェンの商用化に向けた最前線の取り組みとして位置付けられてきた。現在市場に投入されているグラフェンセンサーの数は、他のグラフェンデバイスを大きく上回っている。グラフェンセンサーの中でも、最も市場シェアが大きいのが、バイオセンサーだ。米Cardeaは、生体信号処理装置(BPU:Biosignal Processing Unit)を利用してがんを検出することが可能な、グラフェンバイオセンサーを開発した実績を持つメーカーである。(2022/8/3)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。