Planar Motor Japanは、「ファクトリーイノベーションWeek【秋】2026」の構成展の1つである「第5回 ネプコン ジャパン【秋】」において、Wireless Power Transferの非接触給電装置を活用したデモンストレーションを披露した。
磁気浮遊型リニア搬送装置を手掛けるPlanar Motor Japanは、「ファクトリーイノベーションWeek【秋】2026」(2026年9月9〜11日、幕張メッセ)の構成展の1つである「第5回 ネプコン ジャパン【秋】」において、Wireless Power Transferが開発、製造する非接触給電装置を活用したデモンストレーションを披露した。
Planar Motor Japanは、カナダのPlanar Motorの子会社で、磁気浮遊型リニア搬送装置「Planar Motorシステム」を提供している。Planar Motorシステムは、永久磁石を搭載した可動子と2次元コイルを内蔵したモジュール式の固定子で構成され、可動子は個別に速度や位置などを制御できる。
Wireless Power Transferが提供する非接触給電装置「EleTape」は送電機と送電シート、受電機で構成されており、送電シートの任意の位置で複数の受電機に、DC24Vで最大60Wの電力を非接触で供給可能だ。送電シートと受電機は最大2cmの距離があっても給電できる。送電シートは固いハードタイプ、曲げられるソフトタイプの2種類を展開している。
会場ではEleTapeを用いて、Planar Motorシステムの可動子に搭載した電動チャックとカメラ、接触センサーに給電した。協働ロボットが可動子の上に置いたボトルのテープの色をカメラで識別し、色にひも付いたボトルの大きさに合わせて電動チャックの開閉量を自動で調整する。また、ロボットが可動子の上のボトルを取り出す際は、接触センサーで固定子の端に来たことを認識し、電動チャックを開く仕組みになっている。
「可動子の上で電動チャックや吸着ハンドなどを使いたいユーザーは多く、これまでは配線して電力を供給するしかなかったが、非接触給電によってワイヤレス化でき、より柔軟なシステム構成が可能になる」(Planar Motor Japanの説明員)
なお、Planar Motor Japanでは、固定子上でどこでも回転できる円形の可動子の市場投入を2026年中に予定している。また、可動子をどこでも回転させられる固定子に関しても2027年前半の投入を見込んでいる。従来は一部の可動子が固定子の中央でのみ回転可能だったが、永久磁石やコイルの配置を変更するなどして制約をなくすことに成功した。
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