ユニバーサルロボットは、フィジカルAI対応を推進する新たな協働ロボットプラットフォームとして「Gen 7」を発表した。フィジカルAIの成果を実際の製造現場へ円滑に展開するための基盤として設計されており、2026年10月以降に順次出荷を開始する。
ユニバーサルロボットは2026年9月14日、東京都内で記者会見を開き、フィジカルAI(人工知能)対応を推進する新たな協働ロボットプラットフォームとして「Gen 7」を発表した。同日から受注を開始しており、同年10月以降に順次出荷する。
Gen 7では、フィジカルAIの成果を実際の製造現場へ円滑に展開するための基盤として設計されており、ユニバーサルロボットのロボットOS「PolyScopeX」を中心に、ロボットアーム単体だけでなく、コントローラー、ティーチングペンダント、ツールフランジなども併せて刷新した。
ロボットアームでは既存の「e-Series」「UR Series」に次ぐ「g-Series」として新たに3つのモデルを追加する。可搬重量10kgでリーチが1750mmの「UR10g-1750」、可搬重量17kgでリーチが1300mmの「UR17g-1300」、可搬重量18kgでリーチが950mmの「UR18g-950」の3種となる。
g-Seriesでは、フランジ部分にイーサネット(1GbE)および電源(24/48V、ピーク5A/連続3A)ポートを内蔵しており、データ/電源/安全信号を直接供給する。フィジカルAIに必要なカメラや高帯域センサーのイーサネットによる接続が容易になる他、従来必要だった外部配線が簡素になるため配線作業の手間やケーブルの断線リスクが軽減できる。また、より高出力なエンドエフェクターも利用でき、ロボットの作業の幅が広がる。
新しいロボットコントローラー「CB7 Core コントローラ」は従来世代と比べて演算性能を40%向上させながら、設置面積を30%削減した。1GbEのポートが3つあり、マネージドスイッチとしても機能。ローカルネットワーク、工場内ネットワーク、全社のITネットワークなどを個別に分離して接続できる。設定可能なI/Oは16点搭載している。また、USB3.0 Type-Aが2ポート、USB3.0 Type-Cが2ポートある。キャビネットは保護等級IP54の耐環境性能を備えており、工場環境でも安定的に稼働する。
「従来のコントローラーに搭載していたCPUが古くなっていたため、処理性能を向上させる必要があった。従来は、カメラを活用したアプリケーションを実現しようとすると、画像処理用の外部PCや配線作業が必要だったが、Gen 7ではフランジにイーサネットポートを搭載したことで手元配線のみの配線レスが実現した他、コントローラー単体の処理速度が上がり外部PCも必要なくなる」(ユニバーサルロボット 日本支社代表 山根剛氏)
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