処分に困りがちなモバイルバッテリーや加熱式たばこを、コンビニで手軽に回収――。JXCSは、KDDIとローソンがローソン高輪ゲートウェイシティ店舗付近で実施するAI自動分別リサイクルボックス「Bin-e」を用いた実証への参画を発表した。
JX金属と三菱商事が共同出資するJX金属サーキュラーソリューションズ(JXCS)は2026年9月3日、KDDIとローソンが同年9月1日〜11月30日に実施する、使用済みリチウムイオン電池内蔵製品の回収実証に参画すると発表した。
実証では、ローソン高輪ゲートウェイシティ店舗付近のスペースに、フォーステックが日本で展開する、耐火性を備えたAI(人工知能)自動分別リサイクルボックス「Bin-e」を設置する。
近年、スマートフォンやモバイルバッテリー、加熱式たばこ機器、ワイヤレスイヤフォンなど、リチウムイオン電池を内蔵した小型家電が広く普及する一方、使用済みリチウムイオン電池の不適切な廃棄による発火事故が社会課題となっている。そのため、安全な回収/処理体制の整備が求められている。
また、リチウムイオン電池や使用済み小型家電には、リチウムやコバルト、ニッケルといったレアメタルや貴金属が使用されており、資源の有効活用や資源安全保障の観点から、サプライチェーン全体が連携した適切な回収/リサイクルを進める仕組みづくりも課題となっている。
そこで、JX金属グループは、銅製錬事業で培った技術を活用し、使用済み電子基板などに含まれる銅や貴金属、多様なレアメタルを効率的に回収し、再生している。JXCSでは、使用済みリチウムイオン電池からリチウム、コバルト、ニッケルなどのレアメタルを回収し、再び電池材料として利用するクローズドループリサイクルの実現に向けた事業化に取り組んでいる。
今回、KDDIが推進する実証に参画することで、身近な場所での回収と資源循環をつなぐ仕組みづくりに取り組む。JX金属グループにとって、同実証は生活圏における回収拠点を通じた資源循環の仕組みづくりに向けた第一歩だという。実証を通じて得られる知見を生かし、今後のさらなる連携拡大や取り組みの発展につなげていく。
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