ゴーデルブロックは、計算力学の国際会議「WCCM ECCOMAS Munich 2026」で冷間鍛造シミュレーション向けAIサロゲートモデル「ForgeNet」の研究成果を発表した。解析結果を固定オイラー格子へ投影することで、適応的リメッシュに伴う節点対応の課題に対処する。
ゴーデルブロックは2026年8月5日、冷間鍛造シミュレーション向けのディープラーニングを用いたサロゲートモデル「ForgeNet」に関する研究成果を公表した。同成果は同年7月22日、ドイツのミュンヘンで開催された計算力学の国際会議「WCCM ECCOMAS Munich 2026」で発表された。
同発表は、先端製造プロセスの高忠実度シミュレーションとサロゲートモデリングをテーマとするセッション「MS216D: High-Fidelity and Surrogate Modeling for Advanced Manufacturing Processes IV」で行われた。
ForgeNetは、実際の物理計算を機械学習で近似して代替するサロゲートモデルだ。有限要素解析(FEM)を高速なAI(人工知能)予測に置き換えることで、製品設計における試行錯誤の効率化を目指す。
冷間鍛造の有限要素解析では、変形に合わせて要素を作り直す適応的リメッシュによって、ノード(節点)の対応関係が失われる。このため、シミュレーション結果を機械学習でそのまま扱いにくいという課題がある。
ForgeNetでは、解析結果を変形しない基準グリッドである固定オイラー格子へ投影することで、この課題に対応した。ノードの変位と応力をそれぞれ予測する2つのモデルを用いて、冷間鍛造プロセスの高速なサロゲート予測を行う。
なお、同研究の成果は、ゴーデルブロックとAccelerated Komputingなどの共同研究チームによるものだ。
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