IZUTSUYAは、グローブ型3Dスキャンデバイス「3D SCAN GLOVE - IZU II」のプロトタイプを開発した。グローブを装着した手を動かすだけで、対象を360度方向から撮影できる。3D Gaussian Splatting(3DGS)によるデータ化にも対応する。
IZUTSUYAは2026年6月28日、グローブ型3Dスキャンデバイス「3D SCAN GLOVE - IZU II(イズツー)」のプロトタイプを発表した。大きな機材を持ち込めない場所や、限られた時間で素材を取得しなければならない環境では、3Dスキャン、とりわけ360度撮影の難度が高くなる。同デバイスは、グローブを装着した手を動かすだけで対象を一気に撮影できる点を特徴とする。
3D SCAN GLOVE - IZU IIは、手の動きを撮影動作に生かすグローブ型の3Dスキャンデバイスだ。現時点ではプロトタイプだが、今後は両手での運用に向けて改良を進める予定だ。両手に装着したカメラで対象を挟み込むように撮影することで、より多くのアングルからデータを取得し、スキャン時間の短縮につなげる。
今回のプロトタイプは、ニューヨークを拠点に活動するアーティストのGEOFF氏、ストリートアーティストのBOCKY氏とのコラボレーションで制作した。身に着けたデバイスでスキャンしながら、文化や作品をアーカイブしていく体験の普及を目指す。
撮影データは、3D Gaussian Splatting(3DGS)による3Dデータ化に対応する。テスト撮影では、従来の3Dスキャン手法では形状抽出が難しいとされる「水の入ったコップ」を被写体に選んだ。ガラスや水による光の透過、反射を3DGSでどのように表現できるかを検証している。
同社は、本プロトタイプで撮影して3DGS化したデータを、3Dデータプラットフォーム「3Dasset.io」上で公開している。スマートフォンのブラウザからも閲覧できるという。
今後は、両手運用への対応を含めてプロトタイプの改良を進めるとともに、アーティストや企業との協業を拡大する方針だ。
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