同社は、顧客と共創するオープンなモノづくりを実現するために、合成紙であるユポの技術ノウハウを公開した。合成紙であるユポの基本製法は以下の通りだ。まずは、主原料のポリプロピレンと炭酸カルシウムなどを造粒機で造粒しペレット化する。次に、ペレットを縦方向に延伸した後、横方向に延伸する。続けて、塗布剤や表面処理を施し、完成する。
延伸後はミクロボイド(微細な空洞)が形成され、高い不透明性と軽量化を実現しているという。
基本構成について、コシ、不透明度、断熱性、クッション性の役割を担う「基層」、コシの調整、断熱性、機能付与の役割を果たす「ラミネート層」、印刷性と機能付与の役割を担当する独自処理面となる。ラミネート層は基層を挟むもので最大3層となり、独自処理面は同社独自処方の塗布剤で表面処理している。
合成紙のユポにはさまざまなタイプがある。これらの例として「イージーセパレートユポ」「アクアユポ」「サクションタックユポ」「メタリックユポ」も紹介された。
イージーセパレートユポは、ラミネート層の表面で凝集破壊が起きるように加工されたもので、剥がそうとすると、ラベル表面の層だけ剥がされ、裏面が被着体に残るため、偽造防止に利用できる。
アクアユポは耐水/耐久性は通常品と同様で、表面の片面に吸水層があり、さまざまなタイプの接着のりが使用できる。
サクションタックユポは、吸着層によって平滑な面にのり残りせず、貼って剥がせる。メタリックユポは、表面の片面をアルミ蒸着でメタリック調に仕上げており、視覚的なインパクトがある。
リブランディングに合わせて、同社のブランドコンセプトとして「Value CO-Creator」を掲げるとともに、もう1つのリブランディング宣言として「ユポのブランディングデザイン」を据えた。併せて、同社のブランドロゴも刷新した。
新たなロゴのデザインおよび今回のブランディングを担ったエイトブランディングデザイン 代表の西澤明洋氏は「覚えてもらうためのロゴとなっている。ブランドカラーは以前のロゴにも配置されていた太陽の色を採用した」と述べた。
また、製品ラインアップの再構成を行うとともに、カテゴリーを「スタンダード」「テクスチャー」「ラベル」「サクションタック」「デジタルプリント」「スペシャル」にリニューアルした。
「スタンダード」は多用途に使える基本ラインアップで、「テクスチャー」は仕上がりに特徴を持たせた製品、「ラベル」は粘着からインモールドまで対応する製品、「サクションタック」はのりを使わず、何度でも貼って剥がせる吸着シート製品、「デジタルプリント」は多様なデジタル印刷方式に対応する製品、「スペシャル」は特別な用途の製品だ。
リブランディングの一環として、名刺や封筒、ユポバッグ、ブランドバッグ、ユニフォームを刷新した他、Webサイトのリニューアルも行った。
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