キヤノンは、高性能GPUを搭載した、ハイエンドクラスの超音波画像診断装置「Aplio me X」の国内販売を開始した。円滑な画像処理により、リアルタイム性が必要な環境でも高画質な検査画像を提供できる。
キヤノンは2026年6月1日、高性能GPUを搭載した、ハイエンドクラスの超音波画像診断装置「Aplio me X(アプリオ ミー エックス)」の国内販売を開始した。円滑な画像処理により、リアルタイム性が必要な環境でも高画質な検査画像を提供できる。
新製品は、高性能なGPUを搭載し、高画質かつ快適な操作性を追求している。アプリケーションの起動や切り替え、処理応答を迅速に実行でき、スムーズな検査ワークフローを支援する。
AI(人工知能)技術を活用し、検査画像から注目すべき構造物をリアルタイムに検出する「Smart Area Indication」に対応。Bモード画像上に、周囲より低エコーで5〜10mm程度の閉じた構造物を検出した場合、赤色のボックスを表示する。観察ポイントの把握を支援し、見落とし防止や再現性向上に寄与する。
心エコー検査で波形トレースを自動化する「Measurement Assistant」にも対応した。熟練検査者の計測ポイントから学習した推論モデルにより、左室流出路や大動脈弁などの計測項目で検査画像からトレース候補を自動表示する。
心機能評価で重視されている、心筋壁運動指標GLS(Global Longitudinal Strain)のフルオート解析機能「Auto GLS(Quick Strain)」による解析も実施できる。心尖部三断面の画像を取得するだけで、断面選択から初期輪郭自動トレース、解析までをワンタッチで実行できる。血管や産婦人科領域の自動計測にも対応し、検査時間の短縮が見込まれる。
従来製品の「Aplio me」と同じコンパクトな筐体で、設置性や機動力を維持している。プローブは、単結晶素材を用いたコンベックスプローブ「PVU-475BT」やセクタプローブ「PSU-28BT」、広帯域リニアプローブ「PLU-805BT」に対応。高画質な画像データを取得可能となり、各種診断支援アプリケーションの安定した検出をサポートする。
なお、Smart Area Indication、Measurement Assistant、Auto GLS(Quick Strain)は有償オプション機能となる。
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