操舵室には既に述べたコンソール以外にも、機関制御や通信関連、監視カメラ映像や機関/バラスト関連の表示、さらには接岸離岸で使用する操舵盤が並ぶ。
右舷側シートの左側に配置する操作卓。前方には主機/推進装置などの機関制御系を配置し、後方には国際VHF無線電話などの通信操作系をまとめている。操船者は着座位置の周囲で、船体制御、機関操作、船内外との連絡を一体的に行える[クリックで拡大]入出港時の操船では、左舷ウイングの操船コンソールに立って前方や左舷側岸壁を目視しながら、主機関の回転数、舵の状態、スラスターの作動、速力、周囲の船舶、岸壁との距離を把握する。通常航海時よりも確認対象が増え、操作の頻度も高くなる。通常航海時でも接岸離岸時でもシートの周囲に表示と操作系を集める配置は、視線移動と身体の移動を抑え、少人数でも操船情報の確認と操作を続けやすくできる。
しーかーご2は、ラダーポッド付きの高角度舵を装備する。操舵室では、操船者の近くに操舵関連操作部、スラスター操作部、航海関連表示をまとめる。そのおかげで港内や狭水道、岸壁付近では、船の向き、行き脚、岸壁との距離を目視と表示情報で確認しながら、細かな操作が可能になる。
左舷側ウイングの操船コンソール。古野電気のリモートディスプレイ「RD-50」にGPS情報、速力、風速、風向、水深を表示し、周囲には主機ダイヤル、操舵位置切換、操舵機ダイヤル、スラスターダイヤル、アナログ計器類を配置している。船首カメラ映像や窓越しの視界と併用し、離着岸時の船体制御と周囲確認を行える[クリックで拡大]当直員シートの前面上部には、主機回転計や風向風速計などを配置する。入港から着岸、荷役準備、出港に至る流れでは、主機関の応答や回転数、警報の有無を継続して把握する必要がある。操舵室内で機関状態を確認できれば、操船者は航海関連表示、外部視認、機関情報を組み合わせて判断できる。
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