京セラは、切削加工を可視化、監視、分析するセンシングソリューション「VIMOA」において、AI搭載の産業用PCで加工異常を自動検知し、量産ライン全体を常時モニタリングする「AIモニタリングプラン」を発売した。
京セラは2026年5月26日、切削加工を可視化、監視、分析するセンシングソリューション「VIMOA(ヴィモア)」において、量産ライン全体の常時モニタリングを可能にする「AIモニタリングプラン」の提供を開始した。個別見積もりによる買い切りで販売する。
本プランは、専用のセンシングツールと加工監視AI(人工知能)を組み合わせることで、稼働監視と不具合管理を両立し、製造現場の省人化、自動化による生産性向上に貢献する。
同プランは、AIによる加工異常の自動検知、トレースバック機能、量産ライン向けに強化された専用のセンシングツールの3点を特長とする。
加工異常の自動検知では、外付けかつ無線式のセンシングツールが収集した振動データを、AI搭載の産業用PCがリアルタイムで解析する。正常時の加工パターンを学習したAIが工具摩耗の進行度をスコアリングし、設定した閾値を超えた場合に自動でアラートを発出。突発的なびびり振動や異常の予兆も即座に通知する。複数の工作機械に設置してライン全体の加工状態や各工程の稼働状況を統合的に管理、可視化することで、ボトルネック工程の特定や稼働率向上を支援する。
トレースバック機能は全工程の加工状態を常時記録し、異常発生時に「いつ」「どの工程で」「どの工具で」問題が生じたかをさかのぼって特定できる。過去データや振動波形を確認することで、再発防止策の立案を迅速化する。
専用のセンシングツールは第2世代へと進化し、省電力設計により第1世代のデバイスと比較してバッテリー持ちを3倍となる連続稼働時間36時間に向上させた。バッテリー容量は4270mAh。着脱構造の見直しで防塵防水性能はIP67を確保し、量産ラインでの24時間監視に適した仕様となっている。
本体サイズは約92×126×33.6mm、バッテリーを含んだ重量は約660g。NC旋盤やマシニングセンタ、自動盤、複合加工機など幅広い工作機械に対応する。
京セラが独自ツールで切削加工を可視化/監視/分析、2026年にはAIモニタリングも
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