東洋ガラスは、同社の千葉工場(千葉県柏市)で、酸素燃焼方式を導入したガラスびん用大型ガラス溶融窯1基の稼働を2026年3月31日に開始した。
東洋製罐グループホールディングスの連結子会社である東洋ガラスは2026年4月6日、同社の千葉工場(千葉県柏市)で、酸素燃焼方式を導入したガラスびん用大型ガラス溶融窯1基の稼働を同年3月31日に開始したと発表した。同社の調べによれば、生産能力が1日当たり200トン(t)を超えるガラスびん用溶融窯における酸素燃焼方式の導入は2026年3月時点で国内初だという。
酸素燃焼方式とは、空気の代わりに高濃度の酸素を用いる燃焼方式だ。同方式を導入することで、大気に含まれる窒素を無駄に加熱する必要がなく、ガラスへの伝熱効率が向上する。これにより、従来の生産量を維持しながら、溶融窯1基当たりの温室効果ガス(GHG)排出量を従来比で約2割削減できる。同方式の採用により、大量の蓄熱用れんがを用いる蓄熱室が不要となった。
ガラスびん産業は、溶融窯での高温燃焼に多くのエネルギーを必要とするため、GHGの排出量が業界特有の課題となっている。そこで東洋ガラスは、事業活動と地球環境保全の両立を目指し、以前から省エネルギー化やリサイクルの推進などに取り組んできた。
今回の酸素燃焼方式の導入は、省エネルギーと脱炭素社会の実現に貢献する最重要施策の1つとして2024年5月から進め、約2年間の準備/工事期間を経て、同方式用設備の稼働を開始した。
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