本連載「100円均一でモノの仕組みを考える」では、実際に100円均一ショップで販売されている商品を分解/観察して、その仕組みや構造を理解しながら、製品開発の過程を考察していきます。連載第17回のお題は、セーターなどの衣類にできた毛玉をきれいに取り除く「毛玉取り機」です。
本連載は、実際に100円均一ショップで販売されている商品を分解/観察し、その仕組みや構造を理解して、製品開発の過程を知ることを目的としています。前回は、小さな球を飛ばしてキャッチする「ボールキャッチ玩具」を取り上げました。
連載第17回となる今回は、冬場に着用するセーターなどにできた毛玉を取り除くための「毛玉取り機」を取り上げます(図1)。衣替えの季節に活躍するシーンも多いのではないでしょうか。
100円均一という制約がある中でも、衣類ケアという目的を確実に果たすための必要最低限かつ合理的な機構が凝縮されています。
毛玉取り機は、モーターで刃を回転させて毛玉を除去します。分解してみると、構成部品は驚くほどシンプルに整理されていることが分かります(図3)。
ABS樹脂を中心とした射出成形品で構成されており、カッター部とそれを回転させる小型DCモーター、さらに電源となる電池ボックスが一体化された構造になっています。
パンチングメタルをドーム状に加工したもので、外周部は樹脂で覆われています。
除去した毛玉を回収するための部品で、内部のたまり具合を外から確認できるよう半透明の樹脂で成形されています。
本体に電池をセットした後の蓋として機能します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
メカ設計の記事ランキング