パナソニックグループは、家電の操作部に後付けする3Dプリント製のアタッチメントチップで、IAUD国際デザイン賞2025を受賞したと発表した。ユーザーとの対話により、視認性や触感を高めた。
パナソニックグループは2026年3月2日、同年2月27日に、国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)が主催する「IAUD国際デザイン賞2025」で金賞を受賞したと発表した。受賞対象は家電の操作部に後付けする3Dプリント製「アタッチメントチップ」だ。多様なユーザーの生活を豊かにするデザイン提案が評価された。
アタッチメントチップは、家電の操作部に取り付けて使用するもので、触感や視認性を向上させる。開発の狙いは、フラットな家電の操作部を使いづらいと感じるユーザー、具体的には視覚や身体状況、生活環境の影響を受ける人々を主な対象とすることだ。
主な特徴は、家電の操作部に貼るだけで使用できる手軽さだ。使用者の個別ニーズに柔軟に対応するため、多様な形状や記号パターンを用意した。これにより、目視での確認が難しい場合でも、触覚で直感的に操作部を認識できる。
同社では、身体的、精神的、社会的な制約の影響を受ける人々のニーズなども考慮したインクルーシブデザインの考え方を製品開発プロセスに導入している。アタッチメントチップも、ユーザーとの対話を重ねたデザイン活動の成果だ。
今後もユーザーとの共創でデザインを深化させ、日常の不便さを解消する製品や体験の創出を目指す方針だ。
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