「Ultra-fast Analysis」では、移動相の組成を急激に変化させた際の追従性が高いため、システムが安定するまでの時間が短いという。松本氏は「従来のHPLCと比べ、分析時間を92%削減できる。つまり分析できるサンプル数を最大14倍に増やせる」という。精密送液/脈動低減で分析の保持時間安定性を高められるため、医薬品の分析にも適している。
「Ultra-low solvent consumption」について、小内径カラムに適合したシステム設計で、極低流量域での精密な送液の実現や微量注入においても良好な注入再現性に対応するとともに、低拡散性能で小内径カラムでの分離を保てる。
松本氏は「『溶媒消費量を削減したい』あるいは『質量分析(MS)で感度を上げたい』というニーズに応え、1mm内径などの小内径カラムでも精密な送液と低拡散性を実現した。これにより、1カ月の溶媒消費量を1リットル以下に抑えることも可能だ」とコメントした。
その上で、「さらに質量分析計(LC/MS)との接続用に、内径0.04mmの専用配管『Nexflow tubing for MS』も開発した。最新のトリプル四重極質量分析計『LCMS-8065XE』と組み合わせることで、従来比で感度を3.8倍高められる」と付け加えた。Nexflow tubing for MSは、カラム出口からMSインタフェースの間で発生するピーク拡散を低減する、Nexera X4のMS専用配管キットだ。
Nexera X4の希望販売価格は1570万円〜(税込み、システム構成により異なる)で、販売目標としては国内外において発売後1年間で700台を掲げている。
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