2025年10月29日にOKIエンジニアリングが発表した車載向けの評価試験設備など、現在ニーズが高まっている特殊な試験も本庄工場内で実施している。
2025年から新しく実施している飛び石試験では、米国アリゾナ州の砂漠や中国の黄砂といった特定の場所で飛び石となる砂の衝突を模擬した環境を再現できる。試験で使用する砂は粒径が全て規格で決められており、試験ごとに同じ状況を再現できるように管理可能だ。
製品に泥水をかけて評価試験を実施するスプラッシュ試験では、試験設備の一部を自社内で製作して製品評価を実施している。エンジンルーム内など高温になる箇所に取り付けられた製品が、ぬれた道路を走行した際の水たまりによる水跳ねを想定した試験であるため、3秒間という短い時間で泥水を製品にかけて想定する環境を再現する。
「この試験機で使用するノズルや水の量などは全て規格によって決められている。そのため、この設備を正規の試験機として認定をもらうために組み上げる必要があったため、非常に大変であった」(同担当者)。
製品の耐熱性や耐紫外線性を確認する設備は1箇所にまとめており、さまざまな大きさの恒温槽が設置してある。恒温槽では夜間や日中の温度差を再現でき、温度変化の伸縮によって気密性の確保状態に関する試験も実施できる。紫外線試験機では風や紫外線によって引き起こされる自動車のヘッドランプ前面の黄ばみを再現して、評価するといった試験が可能である。
物理的に製品を揺らして評価する振動試験機では、輸送中に製品に加わる衝撃や自動車や航空機の走行中に発生する細かな振動や温度環境などを再現し、事前に配線の断線や部品が脱落しないかを確認できる。約4トンという大きな衝撃も再現できるのでさまざまな規格に対応可能である。
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