Ambiq Microは、エッジAIのリアルタイム処理と常時接続を可能にする、超低消費電力NPU搭載SoC「Atomiq」を発表した。SPOTプラットフォームを基盤とし、200GOPSを超えるオンデバイスAI性能と高いエネルギー効率を両立している。
Ambiq Microは2026年1月6日、エッジAI(人工知能)のリアルタイムかつ常時接続を可能にする、超低消費電力NPU搭載SoC「Atomiq」を発表した。独自のSPOT(サブスレッショルド電力最適化技術)プラットフォームを採用することで、サブスレッショルド電圧およびニアスレッショルド電圧動作を活用し、複雑なエッジAIワークロードに対して高エネルギー効率を達成した。
Atomiqは、Arm Ethos-U85 NPUとの統合により、スパース性やオンザフライ重みデコンプレッションをサポート。これにより、200GOPSを超える演算性能を確保し、コンピュータビジョンや多言語音声認識、センサーモデルといった計算集約型のタスクをデバイス上で直接実行できる。
また、SPOTベースの超広範囲動的電圧、周波数スケーリング(DVFS)により、従来よりも低電圧かつ低消費電力での動作が可能となり、バッテリー駆動デバイスでの常時接続インテリジェンスを可能にした。
開発支援として、AI開発キット(ADK)やモジュール型neuralSPOT SDKを含む「Helia AIプラットフォーム」を提供。ハードウェアとソフトウェアを緊密に統合したスタックにより、メモリ消費を抑えながら高い性能を引き出すことができ、開発サイクルの短縮に寄与する。
本製品の活用事例として、常時接続の物体認識を行うスマートカメラや、終日使用可能なAR(拡張現実)グラス、クラウド接続に依存しない産業用ロボットなどが挙げられる。同社は2026年3月にドイツで開催される「Embedded World 2026」において、次世代の12nmプロセスを採用したSPOTプラットフォームの詳細を公表する予定だ。
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