校正用波形生成プログラムでは正方形の頂点のみが輝点として表示されていましたが、ここでは輝点間を輝線で結ぶことで正方形を表示します。
図7の赤い線で示したノコギリ波が、輝点間を結ぶ輝線を表示するための波形になります。
図8は抵抗とコンデンサーを用いたRC回路です。
このRC回路には積分効果があります。詳しくは連載第18回の「コンデンサーを用いた実験回路で微分積分の本質に迫る【積分編】」をご覧ください。
積分回路は元の信号に遅れて付いていく波形になります。この積分回路をArduinoのD2とD3とチャンネル1とチャンネル2の間に挟むことにより正方形の頂点間を結ぶ輝線を表示させることができます。
図9は正方形の頂点を輝線で結んだ様子です。
いかがだったでしょうか。世代にもよると思いますが陰極線の緑の帰線ってなんだか癒されませんか。今回は正方形でしたが、他の図形についても紹介したいと思います。お楽しみに。
コイルを用いた実験回路で微分積分の本質に迫る【積分編】
コイルを用いた実験回路で微分積分の本質に迫る【微分編】
ベクタースキャンディスプレイとは
コンデンサーを用いた実験回路で微分積分の本質に迫る【積分編】Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
組み込み開発の記事ランキング
コーナーリンク
よく読まれている編集記者コラム