日本電機工業会、日本電気制御機器工業会、日本電気計測器工業会は、オートメーションと計測の先端技術総合展「IIFES 2025」の概要を説明した。果たして今回の見どころとは。
日本電機工業会、日本電気制御機器工業会、日本電気計測器工業会は2025年11月5日、東京都内で記者会見を開き、同月19〜21日に東京ビッグサイトで開かれるオートメーションと計測の先端技術総合展「IIFES 2025」の概要を説明した。
IIFES 2025は会場となる東京ビッグサイトが一部改修工事中のため、東4、5、6ホールおよび会議棟を使って行われる。開催規模は914小間で227社/団体が出展。その内、初出展は52社/団体となっている(いずれも2025年11月4日時点)。期間中の来場者は5万人を見込んでいる。
今回のテーマは「ものづくりの未来が集う―革新・連携・共創―」となった。脱炭素や少子高齢化など製造業を取り巻く課題を解決に導く、生成AI(人工知能)やデジタルツインなどの革新的技術と、製造業の全体最適を生むITとOT(制御技術)の連携、従来の業界や組織の枠を超えた横の共創によるエコシステムの構築などを訴求する。
IIFES実行委員会 実行委員長の高柳洋一氏(東芝 技師長)は「もともとIIFESはオートメーションの展示会として、実機を見られるデモ体験を強みにしていた。今回は原点回帰として、インターネットの情報だけでは分からない、最先端の情報や実機に触れることで、ワクワクできるような展示会にしたい」と話す。
その他、「製造業におけるAI活用」「製造業DX・企業のデータ活用戦略」「OTセキュリティ」「ソフトウェアデファインドオートメーション」などをテーマにした主催者企画セミナーを連日実施する。
特に製造業におけるAI活用では、会期初日の11月19日に東芝 代表取締役 社長執行役員 CEOの島田太郎氏が『「人と、地球の、明日のために。」東芝が描く成長戦略とAIで変わるものづくりの未来』をテーマに講演する。また、同月20日には早稲田大学 GCS研究機構 上級研究員(研究員教授)の速水悟氏が「加速する製造業のAI活用」について語り、同月21日にPreferred Networks 共同創業者 代表取締役 最高技術責任者の岡野原大輔氏が「生成AIの進化と産業界にもたらすインパクト」に関して講演する。
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