東京都産グリーン水素と下水汚泥由来のCO2を活用しe-メタンの製造を実証脱炭素

東京ガスは、東京都が公募した「東京都産グリーン水素と下水汚泥由来の二酸化炭素によるグリーンメタン製造(合成)事業」に同社の提案が採択され、同事業の実施に向け、東京都と協定を締結した。

» 2025年05月12日 06時30分 公開
[遠藤和宏MONOist]

 東京ガスは2025年5月7日、東京都が公募した「東京都産グリーン水素と下水汚泥由来の二酸化炭素によるグリーンメタン製造(合成)事業」に同社の提案採択され、同事業の実施に向け、東京都と協定を締結したと発表した。

 今回の事業は、東京都が大田区京浜島で製造するグリーン水素と、大田区昭和島(森ヶ崎水再生センター)における下水汚泥由来の混合ガス中のCO2を原料として、メタネーション装置でe-methane(以下、e-メタン)を製造する。

 なお、下水汚泥から発生する混合ガス中のCH4とCO2を分離せずに、原料として配管により連続的に供給しながらe-メタン製造を行う取り組みは国内初になるという。

事業概要 事業概要[クリックで拡大] 出所:東京ガス
左から、グリーン水素製造プラント、小型メタネーション装置、下水汚泥由来のCO2が発生する消化槽 左から、グリーン水素製造プラント、小型メタネーション装置、下水汚泥由来のCO2が発生する消化槽[クリックで拡大] 出所:東京ガス
設備フロー図 設備フロー図[クリックで拡大] 出所:東京ガス

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