QBIT Roboticsは、院内搬送、薬剤管理、空気環境改善を支援する、医療機関向けロボット3シリーズを発表した。汎用搬送ロボット「CareMover」、手術用薬剤搬送ロボット「CareMedic」、ウイルス除去ロボット「CareAir」の3種類を提供する。
QBIT Roboticsは2025年3月27日、院内搬送、薬剤管理、空気環境改善を支援する、医療機関向けロボット3シリーズを発表した。ロボットのサブスクリプション販売により、初期費用は無料で月額料金のみで利用できる。
開発したロボットは、汎用搬送ロボット「CareMover(ケアムーバー)」、手術用薬剤搬送ロボット「CareMedic(ケアメディック)」、ウイルス除去ロボット「CareAir(ケアエア)」の3種類だ。
CareMoverは、小型の荷物や書類を院内で自動搬送する。搬送ロボットとして実績のある「DR2」を医療機関向けに改良した。
CareMedicは、標準搭載の「Smart Cart」システムにより、薬剤の使用履歴や在庫を管理する。安全かつスムーズな薬剤運搬のために、扉に全自動シャッター構造を採用した。国際標準規格に準拠したサカセ化学工業の樹脂製トレーに対応しており、さまざまな深さのトレーを利用できる。
また、CareAirは、高性能フィルダー「DrAir」を搭載。ウイルスや細菌を99.7%除去し、病院内の空気循環を改善する。専用バッテリーにより、中モードで5時間稼働できる。
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