ヤマザキマザックは3タレット2スピンドルのCNC旋盤「HQR-200/3 NEO」「HQR-250/3 NEO」の販売を開始した。
ヤマザキマザックは2024年12月4日、3タレット2スピンドルのCNC旋盤「HQR-200/3 NEO」「HQR-250/3 NEO」の販売を開始したと発表した。
今回開発したモデルはいずれも3つのタレットを有している。下側にあるタレット2は第1、第2主軸双方での加工が可能で、双方の主軸で加工量に偏りがある場合は、タレット2が加工量の多い工程をサポートすることで加工時間のバランスを取ることができる。加工実例では、従来機比で加工サイクルタイムを25%以上短縮できたという。
3タレットに特化した専用画面とサポート機能を有するCNC装置「MAZATROL SmoothG3」を搭載している。自動運転時の加工シミュレーションや手動操作時でも干渉チェックを行う機能を備えており、3タレットの複雑な動作に対しても安全な運転を実現する。タレットごとに各種の情報を表示するポジション画面を準備しており、運転状況の把握も容易という。
バーフィーダーやワークアンローダーなどの自動化システムを活用して、チャックワークからシャフトワークまで、さまざまな部品加工の自動化に対応する。
販売価格はHQR-200/3 NEOが5980万円〜、HQR-250/3 NEOが6260万円〜(いずれも税別)となっている。販売目標は年間100台。
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