日立製作所の米国グループ会社Flexware Innovationは、製薬エンジニアリングサービスを手掛けるCastle Hill Technologiesを買収した。買収によりFlexwareは、ライフサイエンス領域のビジネスを強化し、米国ノースカロライナ地域での事業展開を拡大する。
日立製作所は2024年8月20日、米国グループ会社Flexware Innovation(Flexware)が、同年7月31日に製薬エンジニアリングサービスを手掛けるCastle Hill Technologies(Castle Hill)を買収したと発表した。
買収によりFlexwareは、ライフサイエンス領域の事業を強化し、米国ノースカロライナ地域での事業展開を拡大する。また、デジタルソリューション「Lumada」を中心に、データとデジタル技術を活用して現場と経営の連携を強化していく。
Castle Hillは、ライフサイエンス関連の製造業に対して、設備導入に向けたプロジェクトの設計から納入まで企業の代理としてマネジメントする「オーナーズレプレゼンタティブサービス」やバリデーションサービス、システム統合、データソリューションなどを提供している。今回の買収により、Castle Hillが有するこれらの知見は、Flexwareのビジネス全体を補完することになる。
また、Castle Hillの専門性を生かして、日立の米国グループ会社JR Automation Technologiesの事業も強化する。将来的には、FlexwareのソリューションとCastle Hillのエンジニアリングコンサルティングサービス、JR Automation Technologiesのエンジニアリングとラインビルディング事業を融合させ、ユーザーの課題解決と企業価値の最大化に取り組む。
日立が生成AI活用支援サービス開始、Lumadaで蓄積したDXの知見を提供
ボッシュが日立の空調合弁会社を買収、清水事業所はなぜ日立グループに残るのか
日立とMicrosoftが生成AI分野で協業へ 3年で数十億ドル規模
日立が次期中計へ1兆円の成長投資、生成AIや半導体/バッテリーの製造などで
日立、OT領域で生成AI活用へ NVIDIAと協業
日立が組織再編でLumada協創サイクルを強化、海外ITサービス売上高1兆円に向けCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製造マネジメントの記事ランキング
コーナーリンク