UBEは、技術者の生産性向上を目的に「技術情報管理システム」の構築を推進し、システム上で管理するデータを唯一かつ最新版の図書として活用する。
UBEは2024年7月23日、技術者の生産性向上を目的とした「技術情報管理システム(Engineering Document & Data Management System)」を構築すると発表した。ローカルに散在する電子ファイルや紙媒体の図書を廃し、システム上で管理するデータを唯一かつ最新版の図書として活用可能にすることで、技術文書データ探索に関わる工数を削減する。
同社ではこれまで、技術文書や社内データがさまざまな場所に散在しており、技術者が関わる工数の約70%がその確認や探索に割かれていた。そのため、業務のミスを生む、非効率性の温床になっていたという。
新システムの構築により、工数削減に加え、関連する運転トレンドや設備管理データ、運転管理データなども素早く参照できるようにする。また、新たに創出した工数は、設備の予兆保全やプロセス、装置、設備管理計画の改善といった業務の高度化などに充てる予定だ。
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