データ収集コスト削減やカイゼン活動向上も、コストや安全性に課題電子ブックレット(FA)

MONOistと同じくアイティメディアが運営する製造業のための製品・サービス情報サイト「TechFactory」では「つながる工場の現状と課題」をテーマとしたアンケート調査を実施した。本ブックレットではその内容を紹介する。

» 2024年07月31日 12時30分 公開
[MONOist]

 MONOistと同じくアイティメディアが運営する製造業のための製品・サービス情報サイト「TechFactory」では「つながる工場の現状と課題」を実施した。調査期間は2024年5月〜6月で、製造業従事者を中心に有効回答数は526件だった。本ブックレットではその調査結果を紹介する。

ネットワーク化に関する調査背景

 工場内の機器や生産ラインをネットワークでつなぎ、設備の稼働データなどを集めて生産性や品質の向上にいかす取り組みが進んでいる。さまざまなIoT(モノのインターネット)機器や、外部ネットワークを活用したサービスも生まれ、手軽に取り組める状況が整いつつある。

 一方でネットワークを介したつながりが増えると、サイバー攻撃などのリスクが高まるなど、課題も長じる。そこで、TechFactoryでは製造現場のネットワーク活用などの現状を探るため、読者を対象にWebサイト上で「つながる工場の現状と課題」と題した調査を実施した。調査期間は2024年5月〜6月で、製造業従事者を中心に526件の有効回答を得た。

取り組みは着実に前進、リードタイム削減などに効果

 工場における「つながる工場」や「工場内外のネットワーク化」に取り組んでいるかという質問では、60%近くが「取り組んでいる」または「取り組む予定」と回答した。また、1年前との比較した場合の進捗については、60%以上の回答者が取り組みが前進していると回答している。一方、「取り組み予定はない」と回答した理由では「今の業務に効果があるとは思えないから」「対応する技術者がいないから」が多かった。

 ネットワーク化によるメリットでは、データの見える化によるカイゼン活動の品質向上や生産リードタイムの削減、モニタリング用データの収集および収集コストの削減などの回答が上位に挙がった。その他、本調査ではネットワーク化の課題や工場におけるサイバーセキュリティ対策などに関しても回答を得ている。

「つながる工場の現状と課題」は、TechFactory ホワイトペーパー ダウンロードセンターで無料ダウンロードできます。
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【調査概要】
 ・調査期間:2024年5月〜6月
 ・回答数:526件

【主な内容】
 ・「つながる工場」「工場内外のネットワーク化」への取り組み
 ・ネットワーク化によって得られたメリットは何ですか
 ・ネットワーク化を進める上で課題と感じているものは何ですか
 ・工場内のサイバーセキュリティ対策で行っているもの

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