エクサは、統合BOMソリューション「SPBOM」の機能を拡充し、製造基準情報を生成、変換するナレッジソリューション「SPBOM Suite」として提供する。
キンドリルジャパン子会社のエクサは2024年6月20日、統合BOMソリューション「SPBOM」の機能を拡充し、製造基準情報(BOM:部品表、BOP:工程表)を生成、変換するナレッジソリューション「SPBOM Suite」として提供開始すると発表した。
SPBOMは、製造業におけるBOMの肥大化による登録やメンテナンスの課題を解決するためのソリューションだ。これまで主に、シリーズ製品を扱う個別受注メーカーを対象にサービスを提供してきた。
今回の機能拡充では、製造方法や製造ノウハウを論理モデル化し、製品仕様と製品構成の関連、拠点ごとの違いをルールとして登録する「生成ナレッジ」を強化。また、目的別に製造基準情報を自動的に導出する「変換ナレッジ」も強化した。
SPBOM Suiteを活用することで、製品製造に必要な製造基準情報をその都度自動出力できるため、製造工程の効率化につながる。SCMやERP、MESなどシステムごとに適した粒度や属性などを統合的に管理して、整合性のある製造基準情報を各システムへ効率的に配信する製造基準情報基盤としての役割が期待できる。
見積もり時間をゼロに 部品の納期と金額を即時算定するミスミの新システム
製造業特有のCO2排出量算定/報告業務を支援、サプライチェーン全体を可視化
激増するOSSのセキュリティ対策を、SBOMと脆弱性情報の管理基盤を提供開始
190万通りのカスタマイズを支える統合BOM、カシオがMY G-SHOCKで新導入
LIXIL、統合生産システム構築の核となる統合製造BOM基盤を導入
製造業のDXプロジェクトはなぜ失敗してしまうのか?(後編)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製造マネジメントの記事ランキング
コーナーリンク
よく読まれている編集記者コラム