アスエネは、製造業向けCO2排出量算定/報告業務支援サービス「Asuene Manufacturing」の提供を開始する。製造現場の排出量を自動算定し、プロセスごとの排出量も可視化できる。
アスエネは2024年2月6日、製造業特有のCO2排出量算定、報告業務を支援するサービス「Asuene Manufacturing」の提供を開始すると発表した。サプライヤーの一次データ収集を効率化し、サプライチェーン全体の排出量可視化、削減、報告をサポートする。
同サービスでは製造現場のCO2排出量を自動算定する。サプライチェーンアンケート機能を用いて、製造プロセスごとのCO2排出量も可視化できる。各種システムとの連携により1次データの収集を効率化する他、CFP機能のBOM(部品表)連携やCatena-Xなどの各種原単位データの拡充により、算定を精緻化する。
加えて、欧州電池規則などの国際標準に準拠した報告業務をサポート。排出量削減、開示に向けたコンサルティングも行う。
製造業のCO2排出量は、サプライチェーンから調達した原材料、部品、容器、包装などの製造過程における排出(Scope3、カテゴリ1)が大半を占める。これらの可視化にはサプライヤーの1次データ収集が求められるが、グローバルに展開するサプライチェーンからデータを集めるには、表計算ソフトによる属人的な管理では困難だと言われていた。Asuene Manufacturingはこうした課題の解決に寄与する。
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