三菱電機は、製造業や熱供給事業者など向けのエネルギー効率化ワンストップサービス「熱関連トータルソリューション」の提供を開始する。電力と熱のエネルギーコスト削減、脱炭素化の推進に貢献する。
三菱電機は2024年5月31日から、製造業や熱供給事業者などを対象としたエネルギー効率化ワンストップサービス「熱関連トータルソリューション」の提供を開始する。電力と熱のエネルギーコスト削減と脱炭素化の推進に貢献する。
同サービスは、顧客の課題に応じたコンサルティングから、データ分析による現状把握と施策の提案、デジタルシミュレーションによる効果測定、設備導入やエネルギーマネジメントシステム(EMS)による運用最適化支援までをワンストップで提供する。運用データの分析や評価によって改善を重ね、長期的に顧客の脱炭素施策を支援していく。
同社の電力ICTソリューションパッケージ「BLEnDer」(ブレンダー)を活用し、拠点ごとの電力環境価値を30分単位で算出。厳密な環境価値管理や拠点間の電力融通、蓄電池運用、環境価値証書調達の計画最適化が可能になる。
また、EMSによる高精度なエネルギー需要予測で、電力と熱のシステム全体の稼働を最適化する。設備をモデリングすることで、デジタル空間上で設備更新時の効果シミュレーションも可能だ。化石燃料を使用する既存設備の稼働最適化で、温室効果ガス排出量を削減しながら、高性能機器への更新や電化時の導入効果の試算にも活用できる。
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