東芝が研究開発新棟を公開、島田社長「光輝く東芝を目指すための拠点」研究開発の最前線(1/2 ページ)

東芝は、小向事業所(川崎市幸区)内に開設した研究開発新棟「イノベーション・パレット」のオープンニングセレモニーを開催するとともに、同所を報道陣に公開した。

» 2024年02月27日 07時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 東芝は2024年2月26日、小向事業所(川崎市幸区)内に開設した研究開発新棟「イノベーション・パレット」(以下、新棟)のオープンニングセレモニーを開催するとともに、同所を報道陣に公開した。

東芝の研究開発新棟「イノベーション・パレット」の外観 東芝の研究開発新棟「イノベーション・パレット」の外観[クリックで拡大] 出所:東芝
東芝の島田太郎氏 東芝の島田太郎氏

 新棟は、建築面積が約1万400m2、延べ床面積が約7万3400m2で、屋上のスカイデッキを含めて13階建ての南館と、4階建ての北館から成る。これまで研究開発センターの人員が入居していた旧館の敷地の半分を用いて建設された。着工は2022年8月で、2023年11月に完成している。投資金額は約340億円。2024年1月から、本社直轄の研究開発部門である研究開発センターの約1000人に加えて、東芝デバイス&ストレージの半導体事業部と研究開発部門に所属する約2000人の合計約3000人が入居し、執務を開始している。

 オープンニングセレモニーに登壇した東芝 代表取締役 社長執行役員 CEOの島田太郎氏は「研究開発センターと開発工場が同じ敷地内にある小向事業所は、世界にない技術のマザー工場となり得る特別な場所だ。今回新たに建設した新棟は、われわれがいかにして世界にない技術で勝って行くかについて真剣に考えているかを示すものとなっている。これからの光輝く東芝を目指すための拠点として活用していきたい」と語る。

 同セレモニーには、川崎市長の福田紀彦氏や川崎商工会議所 会頭 川崎信用金庫 会長の草壁悟朗氏、新棟の建設を担った大成建設 副社長 執行役員の土屋弘志氏などの来賓が参加した。

オープンニングセレモニーの参加者と来賓 オープンニングセレモニーの登壇者と来賓。左から、東芝 執行役員 研究開発センター所長の向井稔氏、川崎商工会議所の草壁悟朗氏、東芝の島田太郎氏、川崎市長の福田紀彦氏、大成建設の土屋弘志氏、東芝 上席常務執行役員 CTOの佐田豊氏[クリックで拡大]

 東芝の研究開発センターは、1961年設立の中央研究所から小向事業所内を研究開発の中核拠点としてきた。これまでに、日本語ワードプロセッサやNAND型フラッシュメモリなど、数多くの世界初/日本初の技術を生み出し、人々の生活の利便性や豊かさの向上、社会課題の解決につなげてきた場所だとする。

東芝の研究開発センターの歴史 東芝の研究開発センターの歴史[クリックで拡大] 出所:東芝
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