ブラザー工業は、フィリピンの製造子会社ブラザーインダストリーズの第3工場が完成したと発表した。新工場は、本体や消耗品など多様な製品を生産可能で、BCP対策として倉庫機能も兼ね備えている。
ブラザー工業は2024年2月2日、フィリピンの製造子会社ブラザーインダストリーズの第3工場が完成したと発表した。
ブラザーインダストリーズは2012年の設立以来、プリンタや複合機、ラベルライターの本体や消耗品を生産している。プリンティングビジネスの拡大に伴い生産能力を拡大してきたが、今後の製品販売の増加を見込んで、2022年4月に第3工場の建設を開始した。
第3工場は鉄骨造の4階建てで、延床面積は8万7453m2。本体や消耗品など多様な製品を生産可能で、事業環境の変化にも柔軟に対応する。BCP(事業継続計画)対策として部品や製品を保管できる倉庫機能も兼ね備えており、物流面でトラブルが発生した場合でも一定期間は生産と出荷が可能だ。
また、屋上に太陽光発電パネルを設置し、工場内で使う電気の一部を再生エネルギーで賄うことでカーボンニュートラルの達成に貢献する。
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