日本ガイシとストックマークは、AIを活用し、自社製品や技術の新規用途探索を高精度かつ高速化するための実証実験を開始した。2024年内をめどに100個以上の事例を出力し、そこからより有望な新規用途の抽出を目指す。
日本ガイシは2024年2月8日、AI(人工知能)を活用し、自社製品や技術の新規用途探索を高精度かつ高速化するための実証実験を開始したと発表した。ストックマークと共同で実施する。
実験には、ストックマークが開発した独自の大規模言語モデル(LLM)を使用する。同モデルは最新の特許情報や論文、社会課題、ニュース情報などの大量の外部情報を基に作成されており、日本ガイシの製品や技術と外部情報の関係性を、素早く正確に見つけ出せる。製品名や技術名を入力すると、AIが関連する新事業の提案を行う。
従来の新規用途探索では、大量のテキストデータを人手で解析する必要があった。テキストデータ解析をAIが担うことができれば、同業務に必要な時間や労力を大幅に削減できる。
実証実験では、2024年内をめどに100個以上の事例を出力し、そこからより有望な新規用途を抽出することを目指す。
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