安川電機は、高速モーションネットワーク「MECHATROLINK-4」に対応した「MECHATROLINK-4バスカプラ」を発売した。従来の「MECHATROLINK-IIIバスカプラ」に比べ、1伝送周期あたりの取得可能なデータサイズが約1.7倍になった。
安川電機は2024年1月30日、高速モーションネットワーク「MECHATROLINK-4」に対応した「MECHATROLINK-4バスカプラ」を発売した。半導体や液晶製造装置、電子部品実装機、金属加工機など、一般産業機器全般に利用できる。価格はオープン。
同社は、自動化ソリューションにデジタルデータのマネジメントを加えたソリューションコンセプト「i3-Mechatronics(アイキューブメカトロニクス)」を2017年より提唱している。その一環としてコントローラーソリューションを「iCube Control」として展開しており、I/O製品「SLIO I/O」シリーズを提供している。
SLIO I/OシリーズのMECHATROLINK-4バスカプラは、各種ネットワークに接続するための専用モジュールで、MECHATROLINK-4に対応している。従来の「MECHATROLINK-IIIバスカプラ」に比べ、1伝送周期あたりの取得可能なデータサイズが約1.7倍になった。
また、デジタル入出力やアナログ入出力、電源、分配など90種類以上のモジュールラインアップにより、柔軟なシステム構築ができる。バスカプラには最大64個のモジュールが取り付け可能で、ライン拡張モジュールを使用すれば、1つの配線を最大5系統に分割できる。
ねじや専用工具なしで組み立てが可能で、スクリューレスターミナルや階段形状配線により省スペース化が図れる。設置、配線後は電子モジュールのみでの交換が可能で、迅速なメンテナンスに対応する。
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