新東工業は、フレキシブルプリント基板のコネクターへの自動挿入を可能にするロボットシステム「FPC自動挿入システム by ZYXer」を発売した。6軸力覚センサー「ZYXer」がわずかな力の変化を高速フィードバックする。
新東工業は2023年12月6日、フレキシブルプリント基板(FPC)のコネクターへの自動挿入を可能にするロボットシステム「FPC自動挿入システム by ZYXer(ジクサー)」を発売したと発表した。価格は2000万円からで、年間10台の販売を目指す。
同システムは、6軸力覚センサー「ZYXer」の搭載により、わずかな力の変化を高速でフィードバックできる。そのため、従来のシステムでは困難だった、薄くて柔らかいFPCやフレキシブルフラットケーブルのコネクターへの自動挿入が可能になる。片面、両面、さまざまな形状のFPCに対応する。
挿入時の荷重検出確認の精度は0.5gと高く、従来品より20倍高精度な挿入完了確認ができる。高額なビジョンセンサーを使わないことで、導入コストを低減しながらも、自動化により労働者不足や技能継承の課題解決に貢献する。
装置のサイズは1500×1500×1900mmで、重量は400kg。同社は他にも、歯車の組み付けとシャフトの精密挿入、精密ピッキングを自動化する3タイプのZYXer搭載ロボットシステムを展開している。
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