ロームは、100%子会社のラピステクノロジーを2024年4月1日に吸収合併することを発表した。
ロームは2023年9月25日、100%子会社のラピステクノロジーを2024年4月1日に吸収合併することを発表した。
ロームは、吸収合併の狙いとして、半導体産業のビジネス環境が大きく変化する中でグループ一体となった強固な経営体制構築を挙げる。具体的には、LSI製品の企画や開発を行うラピステクノロジーを吸収することで、両社の得意とする技術の融合密度を高め、パワー、アナログにデジタル制御を加えた高付加価値製品の開発力強化を進める。
ラピステクノロジーはもともとOKIの半導体部門を源流としており、2008年にOKIセミコンダクタとしてロームグループの傘下に入った。2011年にOKIセミコンダクタからラピスセミコンダクタへと社名変更をし、2020年に同社のLSI事業部門を切り出す形でラピステクノロジーが生まれた。当時は商品企画、開発を担うラピステクノロジーと生産活動を担うラピスセミコンダクタそれぞれで専門性を生かすという目標を掲げていた。
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