キャディは、図面データ活用クラウド「CADDi DRAWER」に新機能を追加した。類似図面検索の差分表示とキーワードフィルター、図面の回転表示などの対応を開始し、さらなる図面データの活用を促進する。
キャディは2023年8月1日、図面データ活用クラウド「CADDi DRAWER」に新機能を追加した。類似図面検索の差分表示とキーワードフィルター、図面の回転表示、JPEG形式による画像検索への対応を開始した。
CADDi DRAWERは、類似図面検索機能を搭載し、蓄積された図面データの利活用を促進することで、調達原価の低減や業務生産性の向上に貢献する。
これまでの類似図面検索では、酷似している図面のサムネイルが並んだ場合に差分が分かりづらい課題があった。今回、カラー表示をすることで差分を分かりやすくし、瞬時に差分の比較ができるようになった。また、トグルボタンでオン/オフの切り替え、スライダーで差分の強度が調整できる。
さらに、AI(人工知能)を用いた類似図面検索と、図面に書かれたキーワードでのフィルターの組み合わせが可能になり、検索時間を短縮する。
図面の回転表示機能は、大量の紙図面をデータ化する際の図面の向きの不統一を防止し、回転した状態での類似図面検索の差分表示にも対応する。2023年7月に追加した画像検索機能では、PNGとPDFに加えてJPEG形式の対応が可能になった。
図面データ活用クラウドに新機能を追加、画像から図面の類似検索が可能に
キャディがシリーズCで118億円調達、事業強化や人材獲得、グローバル拡大へ投資
図面データ活用による部門連携強化 〜図面データを共通言語化する〜
調達課題の解消に向け、川崎車両が図面データ活用クラウドを導入
製造業の図面データの活用状況を調査、活用が進むも管理環境に課題あり
類似図面検索や発注実績のひも付けなど図面データ活用でDXを推進する新サービスCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
メカ設計の記事ランキング