ABBは、最大20%の省エネが可能な高精度大型ロボットの新シリーズ「IRB」を発表した。可搬重量150〜310kgまで対応できるラインアップと22のバリエーションを提供し、EV分野など広範な産業の生産性向上に貢献する。
ABBは2023年6月27日、最大20%の省エネが可能な高精度大型ロボットの新シリーズ「IRB」を発表した。「IRB 6710」「IRB 6720」「IRB 6730」「IRB 6740」の4モデル、22のバリエーションを展開する。
新シリーズは、独自の「OmniCore」コントローラーと軽量化したロボット設計により、最大20%の省エネにつなげている。また、独自の「TrueMove」「QuickMove」モーションコントロール技術を採用し、最小偏差0.03mmの繰り返し精度を備え、スポット溶接やレーザー溶接、ねじ打ち、リベット打ち、組み立てなどの複雑な作業を自動化する。
可搬重量150〜310kg、リーチ2500〜3200mmまで対応できる幅広いラインアップと22のバリエーションを提供し、セルやモジュール単体からパッケージ一式まで、さまざまなサイズのバッテリーの取り扱いが可能だ。EV(電気自動車)分野をはじめ、製造業、鋳造業、食品、飲料、物流など広範な産業の生産性の向上に貢献する。
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