ミスミグループ本社はアルミフレーム筐体設計ソフトウェア「MISUMI FRAMES」の新機能として「安全柵レイアウト設計機能」を搭載した。安全柵を絵を描くように設計できるため、従来比90%以上の設計工数削減に貢献する。
ミスミグループ本社は2023年5月29日、アルミフレーム筐体設計ソフトウェア「MISUMI FRAMES」の新機能として「安全柵レイアウト設計機能」を搭載したことを発表した。工場内の生産設備拡充やロボット導入によって需要が高まる安全柵を絵を描くように設計できるため、従来比90%以上の設計工数削減に貢献するとしている。
安全柵レイアウト設計機能は直感的な操作が特長で、「配置したい安全柵ユニットを線で描画」⇒「専用メニューから自由にスペック変更」⇒「1クリックで3Dに変換」のわずか3ステップで安全柵のレイアウトを設計できる。描画したユニットは、専用メニューから簡単にスペック変更が行える。
さらに、手持ちの3D CADデータを取り込み、装置などとの干渉を確認しながら安全柵のレイアウトを設計できる。安全柵レイアウトに使用されている構成部品は一式で見積もり可能。これにより、設計から見積もりまでの工数を90%以上削減(同社調べ)できるとする。
安全柵レイアウト設計機能の追加に併せて、安全柵の搭載商品バリエーションを従来の40通りから約1万6000通りに大幅拡充した。従来の固定タイプに加え、パーテーションのように使える自立式の安全柵や折れ戸、スライド扉などを豊富に取りそろえる他、組み立て済みの低コストシリーズも拡充した。
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