不整脈の検査などに使用する再製造単回使用医療機器を発売医療機器ニュース

日本ストライカーは、不整脈の検査などに使用するEPカテーテル「再製造ステラブル電極カテーテル(日本ストライカー)」を発売した。同社としては、3製品目の再製造単回使用医療機器となる。

» 2023年03月16日 15時00分 公開
[MONOist]

 日本ストライカーは2023年3月1日、不整脈の検査などに使用するEPカテーテル「再製造ステラブル電極カテーテル(日本ストライカー)」を発売した。同社としては、3製品目となる再製造単回使用医療機器(R-SUD)だ。

キャプション 「再製造ステラブル電極カテーテル(日本ストライカー)」の代表例[クリックで拡大] 出所:日本ストライカー

 単回使用医療機器(SUD)は、1回限りの使用が可能とされる医療機器。R-SUDは、使用済みのSUDを医療機器製造販売業者が適切に収集し、分解、洗浄、部品交換、再組み立て、滅菌などの処理をして、再び使用できるようにしたものとなる。

 同社は2020年に、国内初のR-SUDとなる「再製造ループ電極カテーテル(日本ストライカー)」を発売。2022年には「再製造真空内超音波カテーテルV(日本ストライカー)」を提供している。

 再製造ステラブル電極カテーテルは、それらに続く3製品目のR-SUDだ。心臓電気生理学的検査や一時的ペーシングを実施するために、経皮経管的に心臓内に留置して用いる。

 サステナブルな取り組みが広がるなか、R-SUDによる医療廃棄物の削減が期待されている。同社は、R-SUDのポートフォリオを拡充することで、循環器領域のニーズに対応し、環境保全や医療コストの効率化などを支援する。

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