サン電子は、メーカーが異なる複数のBluetooth Low Energyセンサーを長距離通信化し、クラウドで管理できるIoTサービス「BlueXtender」を発表した。サブギガ通信を利用して、Bluetooth通信を長距離化する。
サン電子は2022年11月24日、メーカーが異なる複数のBluetooth Low Energyセンサーを長距離通信化し、クラウドで管理できるIoT(モノのインターネット)サービス「BlueXtender」を発表した。同年12月6日より、提供を開始する。
Bluetoothは通信距離が短いが、同サービスはサブギガ通信を利用して、その通信を長距離化する。また、LTE通信により、現場のBluetooth Low Energyセンサーの情報をクラウド上で容易に管理できる。
Bluetooth Low Energyセンサーで取得した計測値は、ダッシュボード「SunDMS Insight」を使用して容易に見える化できる。ダッシュボード作成機能や閾値によるアラートメールなどのルール設定、各種の外部連携機能を組み合わせることで、センシングデータの効率的な管理が可能だ。
発表時点での連携検証済みBluetooth Low Energyセンサーは、同社の「おくだけセンサー」、チノーの中心温度計「MF500B」と放射温度計「IR-TB」、A&Dの中心温度計「AD-5626」、ラトックシステムのCO2センサー「RS-BTEVS1」、オムロンの環境センサー「2JCIE-BL01」、ジェイテクトエレクトロニクスの電流計(試作品)。Bluetooth Low Energy GATT通信仕様に対応したセンサー機器との連携が可能で、新しいセンサーにも簡単な操作で連携できる。
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