パナソニック インダストリーは、TOF方式により3mの長距離からの物体有無検出に対応する「長距離レーザ測距センサーHG-F1」シリーズを発売する。デジタルでの実測値表示、投光スポット確認モードなどを搭載した。
パナソニック インダストリーは2022年10月28日、TOF方式により3mの長距離からの物体有無検出に対応する「長距離レーザ測距センサーHG-F1」シリーズを製品化し、同年11月に発売すると発表した。NPN出力タイプの「HG-F13A-A-N」、PNP出力タイプの「HG-F13A-A-P」を用意し、価格はともに5万4800円(税別)となる。
3mの長距離検出、デジタルでの実測値表示、赤色半導体レーザーを使用した投光スポット確認モードなどを搭載。投受光部のカバーを独自の形状にしたことで、距離を表示するデジタル表示付きTOF方式の長距離レーザー測距センサーにおいて、20×44×25mmと業界最小クラスを達成した。
小型かつ長距離検出ができるため、上部など作業者の動線に干渉しない場所への設置や、さまざまな設備への取り付けに対応する。また、長距離検出により、現場での治具の共通化、装置の簡素化を図ることができ、生産現場のCO2排出量を削減する。
実測値表示機能を搭載しており、煩雑になりがちなセンサーの閾値設定作業を簡素化。実測値を確認しながら閾値の距離を設定でき、距離を1台目のセンサーで調整することで、2台目以降はワーク無しで閾値を設定できる。
投光スポット確認モードも搭載。通常検出時よりも投光パワーが上がり、明るいスポット光を点滅させて視認性が向上した。
コア3事業を2030年までに2.5倍の9000億円に、パナソニックの描くデバイス戦略
パナソニックのデバイス事業、FAやEVリレーなどコア4事業で年平均8%成長へ
「におうぞ、これはあの人だ」パナソニックが目指す嗅覚のデジタル化
家電やスマホの苦い経験に裏打ちされた、パナソニックの統合コックピットの競争力
「現場」起点で融合、パナソニックとブルーヨンダーが歩むサプライチェーン改革
「失われたものを取り戻す」パナソニック楠見新社長が求めるトヨタ式現場力Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Factory Automationの記事ランキング
コーナーリンク