日立チャネルソリューションズの「空中入力装置」を活用したタッチレスソリューションが、メッツのME機器管理システム「Me-Arc-UCD-」に導入された。管理端末に触れることなく、ME機器管理システムの操作が可能になる。
日立チャネルソリューションズは2022年9月5日、同社の「空中入力装置」を活用したタッチレスソリューションが、メッツのME機器管理システム「Me-Arc-UCD-」に導入されたと発表した。
同社の空中入力装置は、空中映像を活用して非接触で操作できる。端末システムベンダーの既存システムに外付けで搭載でき、USBで接続する。既存機器のユーザーインタフェースと併用可能で、従来の触れる操作を継続したい場合も利用できる。これまでに、ATMや精算機など、高い操作性や正確性が必要となるセルフサービス機器に導入され、200台以上の稼働実績がある。
メッツのMe-ARCは、病院内のME機器や医療備品を管理するME機器管理システムだ。従来は、タッチパネルなど端末の操作で、医療機器などの貸し出し、返却の登録作業を実施していた。今回、空中入力装置を導入したことで、アルコール除菌やゴム手袋の着脱をせずに、非接触で操作が可能になった。
また、操作ミスを防ぐため、シンプルな画面構成と「めくる」「押す」などの簡単な操作性を採用した。ボタンや画面デザインなどは、端末システムベンダーでカスタマイズできる。
メッツでは、システムの入力作業をタッチレスにして感染経路を遮断することは、感染対策に有用だとしている。
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