キャデナス・ウェブ・ツー・キャドは2022年8月17日、CADENASが提供する機械設計者/建築設計者向け3Dデータ検索エンジン「3Dfindit.com」が、同年8月10日に全面リニューアルしたことを発表した。ユーザーインタフェース(UI)を刷新し、多彩な検索機能のブラッシュアップを図り、ユーザビリティを強化している。
キャデナス・ウェブ・ツー・キャドは2022年8月17日、CADENASが提供する機械設計者/建築設計者向け3Dデータ検索エンジン「3Dfindit.com」が、同年8月10日に全面リニューアルしたことを発表した。
3Dfindit.comは、CADENASが2019年6月にリリースした3Dデータのビジュアル検索エンジンである。CADENASが運営するCADデータダウンロードサイト「PARTcommunity」の協賛メーカーの製品データだけでなく、世界中の部品メーカーがカタログで公開している3D CADモデルやBIMモデルをクロールの対象としている。
今回の全面リニューアルでは、ユーザーインタフェース(UI)を刷新し、3Dfindit.comの多彩な検索機能のブラッシュアップを図り、ユーザビリティを強化している。
フィルター検索では、多数のフィルターを用いて検索結果を的確に絞り込むことができ、一般的な通販Webサイトと同様のシンプルな操作感で目的の部品を見つけ出せる。さらに、必要な部品の基本的な形状を起点とし、検索結果を段階的に絞り込むことが可能な3Dグリッド検索も備える。3Dプレビュー内でパラメータを直接調整することで、効率的に探している部品に近づけられるという。
部品形状を簡単なスケッチから探せる2Dスケッチ検索において、検索結果が多過ぎる場合に、カラー検索を組み合わせて検索結果を絞り込むことが可能となった。また、手持ちの形状データ(STEP形式など)をアップロードすることで、利用可能なメーカーカタログから類似形状の標準部品や購入部品を検索できる3D形状検索も備える。
これら検索機能のブラッシュアップに加え、3Dfindit.comでは、ビュワー上で直接部品の寸法を変更したり、断面を作成したり、測定機能を用いて追加で必要な値を決定したりできる3Dプレビュー機能を用意する。さらに、3Dfindit.comは多数の商用CADシステムとのダイレクトな統合を実現しており、全てのメーカーカタログの3D CAD/BIMモデルを、CADシステム内でダイレクトに見つけることができるという。
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