エッジAIプラットフォーム上のアプリストアでAIカメラ用アプリを販売開始人工知能ニュース

Ideinは、同社が開発、運営するエッジAIプラットフォーム「Actcast」のマーケットプレース上で、京セラコミュニケーションシステムのAIアプリケーション「メータリーダー」の販売を開始した。

» 2022年08月18日 14時00分 公開
[MONOist]

 Idein(イデイン)は2022年7月27日、同社が開発、運営するエッジAI(人工知能)プラットフォーム「Actcast(アクトキャスト)」のマーケットプレース上で、京セラコミュニケーションシステムのAIアプリケーション「メータリーダー」の販売を開始したと発表した。

キャプション エッジAIプラットフォーム「Actcast」で京セラコミュニケーションシステムのAIアプリ「メータリーダー」を販売開始[クリックで拡大] 出所:Idein

 Actcastは、画像や音声の解析技術を使用して、実データを収集、活用できるエッジAIプラットフォーム。クレジットカードサイズ程度の小型で安価なデバイス上でも、高度なAI解析ができる。また、独自の高速化技術により、エッジデバイスの処理能力を引き上げつつ、リモートで複数のデバイスを運用管理できる。必要な情報のみクラウドに送信するため、セキュリティ上のリスクを低減できる。

 さらに、Actcastはマーケットプレース機能を備えているため、参画した企業がAIおよびIoT(モノのインターネット)向けアプリを公開したり、販売したりできる。

 京セラコミュニケーションシステムのメータリーダーは、AIカメラでアナログメーターの値を自動で読み取るアプリだ。アナログメーターを多く設置している工場や製造現場において、人による巡回作業を軽減できる。異常検知時にはアラートを送信するため、迅速な対応が可能になり、生産性改善に貢献する。既存設備の変更やメーター本体の交換なしでデジタル化できるため、作業面およびコスト面でも有効だ。

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