シナノケンシは、コンパクトかつ高出力の遠心式キャンドモーターポンプの量産を開始する。サーバ冷却ユニットや冷却水循環装置の省スペース化や軽量化に寄与し、内蔵の駆動回路で流量制御ができる。
シナノケンシは2022年7月12日、コンパクトかつ高出力の遠心式キャンドモーターポンプの量産を、同年8月から開始すると発表した。初年度は年間約500台の生産を予定している。
ポンプのサイズは94.5×103.7×159.5mmで、駆動回路込みの重量は2.2kg。吸い込み口の向きや基板の位置など構造面の改良により、同出力帯のポンプとの比較で体積を約50%削減した。サーバ冷却ユニットや冷却水循環装置向けに適しており、装置の省スペース化や軽量化に寄与する。
最大流量は毎分50l(リットル)、最大揚程は22mで、シールレスのため液漏れの心配はない。また、ポンプ本体に駆動回路を内蔵しており、外部入力信号をコントロールすることで高出力の流量制御が可能だ。
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