SMKは、家電機器のリモコンで用いる赤外線データのクラウドデータベース「SMK IRライブラリ」について、無償トライアルサービスの提供を開始した。同ライブラリにより、さまざまな家電機器をスマートフォンやAIスピーカーなどで操作できる。
SMKは2022年6月9日、家電機器のリモコンで用いるIR(赤外線)データのクラウドデータベース「SMK IRライブラリ」について、無償トライアルサービスの提供を開始したと発表した。
SMK IRライブラリを使用し、家電機器本体の型番やリモコン型番を指定するだけで、対応した赤外線データを取得できる。純正のリモコンを使わずに、スマートフォンやAI(人工知能)スピーカーなどでさまざまな家電機器の操作が可能となる。
クラウドベースのライブラリとなるため、新機種などへの対応アップデートなどがクラウド上で可能。ユーザー側でのデータメンテナンスが不要となっている。
無償トライアルサービスでは、機能や対応機種に制限はあるが、ライセンス契約前にサービスを評価できる。ライセンス契約後は、日本国内で販売されるエアコン、照明器具、テレビ、扇風機、ロボット掃除機、電動カーテンのデータが提供される。
2022年6月時点で、11メーカーのエアコン9724機種、13メーカーの照明1196機種、12メーカーのテレビに対応する。同社は今後、照明や扇風機の対応機種を順次拡大していく。
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