ExtraBold、独自開発の3D付加製造機で作ったプロダクトや材料リサイクルを提案 : 日本ものづくりワールド 2022 (2/2 ページ)
また、EXF-12の量産1号機を購入した前田技研は、カスタムした「スーパーカブ」(ホンダ)を展示。前田技研が所有する5軸加工機で製作したアルミ削り出しオリジナルフレームを搭載する他、フロントフォークカバーやシートなどのパーツをEXF-12で造形している。
前田技研が所有する5軸加工機とEXF-12でカスタムした「スーパーカブ」(ホンダ)[クリックで拡大]
一方、三井化学はPP材による調色テストのために製作した家具(テーブル&ボールチェア)を展示していた。EXF-12の大型造形と美しい積層痕に、三井化学の材料/コンパウンド技術を融合させた家具の提案で、形状とカラーのカスタマイズが可能だという。
三井化学はPP材による調色テストのために製作した家具を展示[クリックで拡大]
その他、展示ブースには、前田技研の東京拠点であるMG東京ファクトリーとExtraBoldが、共同で開発/製作を行ったeスポーツ専用インテリア「GT EXPERIENCE CONCEPT」も展示されていた。GT EXPERIENCE CONCEPTは、プロダクトデザインを手掛けるD-WEBERが、自社プロジェクトブランド「4DESIGN by DW」の第7弾の取り組みとして発表したもので、自動車フォトグラファーの北畠主税氏がプロデューサーを務め、D-WEBER 代表取締役の水野健一氏がデザインを担当している。
eスポーツ専用インテリア「GT EXPERIENCE CONCEPT」。スピーカーグリル部の特長的な形状は失敗から生まれた新規性のあるデザインだという[クリックで拡大]
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積層痕の美を生かすeスポーツ用インテリアの実現に向けて超大型3Dプリンタ活用
ExtraBoldは、前田技研のMG東京ファクトリーと共同で、eスポーツ専用インテリア「GT EXPERIENCE CONCEPT」の開発と製作を行った。D-WEBERの自社プロジェクトブランド「4DESIGN by DW」の取り組みとして企画されたもので、自動車フォトグラファーの北畠主税氏がプロデューサーを務め、D-WEBER 代表取締役の水野健一氏がデザインを担当。コンセプトモデルの製作には、ExtraBoldの大型3D付加製造機「EXF-12」が用いられた。
前田技研、ExtraBoldの大型3D付加製造機を活用した造形サービスを開始
前田技研は、ExtraBoldの大型3D付加製造機「EXF-12」を活用した造形受託サービス事業を開始した。最大造形サイズが1700×1300×1000mmで、ABS、PP、PLA、エラストマーなどの熱可塑性樹脂(ペレット材)を材料として利用できる。
製造現場で使えるコンテナサイズの大型3Dプリンタ、量産機の販売を開始
ExtraBoldはペレット材を使用できる樹脂押し出し方式の工業用大型3Dプリンタ「EXF-12」の量産機の販売開始を発表。製造現場で使用する工業用グレードの3D積層造形機として位置づけ、2020年に発表した量産試作機をベースに、開発から製造までを“ALL JAPAN MADE”で完成させた。
超大型3Dプリンタを開発するExtraBoldが総額約3.6億円の資金調達を実施
ExtraBold(エクストラボールド)は、リアルテックファンドとMistletoe Japanをリード投資家とし、小橋工業、前田技研、みずほキャピタル、グローカリンクを引受先とする第三者割当増資により、総額約3.6億円の資金調達を実施した。新規プリントヘッドの開発を加速させ、大型3Dプリンタの量産化と販売拡大を目指す。
コンテナサイズの超巨大3Dプリンタが設計を一から見直してパワーアップ
EXTRABOLDは、12フィートコンテナサイズの大型3Dプリンタ「EXFシリーズ」の最新機「EXF-12」を発表。EXFシリーズのコンセプトはそのままに、構造上の課題や機構を全面的に見直し、一から新規設計を行ったという。
3Dデジタル技術を活用した表面加飾のメリット
「INTERMOLD 2015(第26回 金型加工技術展)」の特別セミナーに、ケイズデザインラボ 代表取締役 社長の原雄司氏が登壇。同社の「D3テクスチャー」の取り組みをベースに、3Dデジタル技術を活用した表面加飾のメリットや、従来工法との違いなどについて紹介した。
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