ExtraBold、独自開発の3D付加製造機で作ったプロダクトや材料リサイクルを提案日本ものづくりワールド 2022(2/2 ページ)

» 2022年06月24日 07時30分 公開
[八木沢篤MONOist]
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「EXF-12」を活用して誕生したプロダクトの数々

 また、EXF-12の量産1号機を購入した前田技研は、カスタムした「スーパーカブ」(ホンダ)を展示。前田技研が所有する5軸加工機で製作したアルミ削り出しオリジナルフレームを搭載する他、フロントフォークカバーやシートなどのパーツをEXF-12で造形している。

前田技研が所有する5軸加工機とEXF-12でカスタムした「スーパーカブ」(ホンダ) 前田技研が所有する5軸加工機とEXF-12でカスタムした「スーパーカブ」(ホンダ)[クリックで拡大]

 一方、三井化学はPP材による調色テストのために製作した家具(テーブル&ボールチェア)を展示していた。EXF-12の大型造形と美しい積層痕に、三井化学の材料/コンパウンド技術を融合させた家具の提案で、形状とカラーのカスタマイズが可能だという。

三井化学はPP材による調色テストのために製作した家具を展示 三井化学はPP材による調色テストのために製作した家具を展示[クリックで拡大]

 その他、展示ブースには、前田技研の東京拠点であるMG東京ファクトリーとExtraBoldが、共同で開発/製作を行ったeスポーツ専用インテリア「GT EXPERIENCE CONCEPT」も展示されていた。GT EXPERIENCE CONCEPTは、プロダクトデザインを手掛けるD-WEBERが、自社プロジェクトブランド「4DESIGN by DW」の第7弾の取り組みとして発表したもので、自動車フォトグラファーの北畠主税氏がプロデューサーを務め、D-WEBER 代表取締役の水野健一氏がデザインを担当している。

GT EXPERIENCE CONCEPT(1)GT EXPERIENCE CONCEPT(2) eスポーツ専用インテリア「GT EXPERIENCE CONCEPT」。スピーカーグリル部の特長的な形状は失敗から生まれた新規性のあるデザインだという[クリックで拡大]

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