TransferJet コンソーシアムは、60GHz帯を用いた転送速度13.1Gbpsの近接無線通信「TransferJet X」の規格化を完了した。通信距離は10cm以内を基本とするが、オプションにより10m以内まで対応可能となっている。
TransferJet コンソーシアムは2022年5月24日、60GHz帯を用いた転送速度13.1Gbpsの近接無線通信「TransferJet X」の規格化を完了したと発表した。
同規格は、従来の近接無線転送技術「TransferJet」を改善したもので、転送速度が従来の560Mbpsから高速化した。通信距離は10cm以内を基本とするが、オプションにより10m以内まで対応可能となっている。
さらに、通信開始までの接続時間が2ms以下に短縮している。これにより、改札ゲートソリューションといった新たな用途も検討する。
なお、高速近接無線技術研究組合が、同規格を採用したSoCの開発を完了している。
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