日立ソリューションズは、工程設計や品質設計段階で生じる生産準備データを統合管理することで、QCD改善を支援する「生産準備業務向けDX推進ソリューション」の提供を開始した。
日立ソリューションズは2022年5月19日、工程設計や品質設計段階で生じる生産準備データを統合管理することで、QCD(品質、コスト、納期)改善を支援する「生産準備業務向けDX推進ソリューション」の提供を開始した。価格は個別見積もりとなる。
同ソリューションは、製品設計から製品利益計画、原価企画、購買計画、工程設計、品質設計などの生産準備データを統合管理する。部門を横断して情報を活用することで、品質基準や品質保証ノウハウを資産化し、設計と製造現場とが連携した品質マネジメントが可能になる。
また、原価目標実現のため、各部門が工程設計情報と同期の取れたデータを活用、連携させ、組織的なコストマネジメント(原価企画)の実現を支援する。生産実績などのIoT(モノのインターネット)データを活用することで、製造や品質条件、基準値の精度向上にもつながる。
ユーザーは同ソリューションを活用することで、データに基づいた改善施策や開発、生産工程のリードタイム短縮、適正品質の作り込みが可能になる。品質設計業務の効率化や部門を横断した技術情報およびノウハウを活用できるとしている。
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