機能を強化したポリゴンデータ編集ソフトの新版を提供開始:メカ設計ニュース
UELは、ポリゴンデータ編集ソフトの新版「POLYGONALmeister Ver7.0.0」の提供を開始した。検査領域の指示だけで、CADデータが存在しない計測データでも元の形状を推定した計算を実施する機能を強化した。
UEL(旧:日本ユニシス・エクセリューションズ)は2022年4月11日、ポリゴンデータ編集ソフトウェアの新版「POLYGONALmeister Ver7.0.0」の提供を開始した。価格は55〜198万円(税込み)となる。
Ver7.0.0では、検査領域の指示だけで、CADデータが存在しない計測データでも元の形状を推定した計算を実施する機能を強化した。検査結果は、差異立体、カラーマップ、ヒートマップ、CSV、IGESなどの形式で出力する。
「クリーニング」には簡易モードを追加し、「凹凸検査」は複数シェルデータへの対応と結果表示機能を改善した。「差異拡大断面線表示」に円筒面検査を追加した他、修正編集機能も強化した。解析や3Dプリンタで、3Dスキャナー/CT装置で得たポリゴンデータを利用可能になり、オペレーターの意図をくんだ編集を簡単な操作でできる。
「稜線化」の対象入力方法には、直線指示を追加。「GPS軌跡表示」を新たに設けており、ドローンの軌跡などを一時図形表示し、地形メッシュと軌跡との距離の確認、道路上の走行データの確認ができる。
GPS軌跡表示(データ提供:早川裕弌氏<北海道大学>・地形鮮明化プロジェクト) 出所:UEL
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