Industrial Editionの活用用途としては、製品組み立てや設備管理、メンテナンス、品質管理などに携わる作業者の業務支援、遠隔サポートを想定する。ThinkReality A3を通じて作業者は、業務内容に応じて作業手順書などのドキュメントや、画像、映像、3Dモデルなどを呼び出して、ディスプレイ上にAR表示することができる。
また、TeamsやZoomなどのWeb会議ツールやYouTubeなど、motorola edge 30 proに対応したAndroidネイティブなアプリケーションを利用できる。これらのファイルやアプリケーションの操作は、ThinkReality A3の目線ポインター機能を使うことで、装着者がハンズフリーで行える。
ドキュメントや画像、動画、3D CAD、BIM(Building Information Modeling)といったファイルのアップロードや管理は、holo one sphere上で行う。3D CADデータはアップロード時にThinkReality A3で表示可能な3Dモデルに自動変換される。この他、AR表示するワークフローの作成と管理を行える。作業工程ごとに音声入力によって作業履歴を残すことも可能。
ThinkReality Cloud Portal上では、ThinkReality A3のデバイス管理、アプリケーション管理、ユーザー管理に関わる操作を一括で行える。また、ARアプリケーションを開発するためのSDK(ソフトウェア開発キット)ツールも開発者向けに提供する。
また、有償のユーザーサポートとして「Lenovo Integrated Solution Support(LISS)」も提供する。ハードウェアやソフトウェアに関するトラブルに、レノボのスタッフが直接回答する。
産業用スマートグラスはIT/OTの「結節点」になれるか、米国発新興企業の展望
「JINS MEME」次世代モデルはセンサーを集約して小型化、着用感とデザイン改善
KDDIが日本導入を支援するフルHDスマートグラス、5G対応スマホに接続して動画再生
スマートグラス活用の遠隔作業支援ソリューション、ブイキューブが提供開始
スマートグラスで製造現場の働き方改革を、シーイーシーとアイシンAWが実証開始Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Factory Automationの記事ランキング
コーナーリンク
よく読まれている編集記者コラム